カン・ドンウォン、心に響いた神父の一言とは

カン・ドンウォン、心に響いた神父の一言とは

 俳優カン・ドンウォンが映画『黒い司祭たち』(チャン・ジェヒョン監督、映画社 家制作)の公開に先駆け、29日午後、ソウル市鍾路区三清洞のカフェでスターニュースのインタビュー取材に応じ、司祭を演じながら、自分も神父として生きられるるか考えてみたかという質問に「考えられない。僕のような人間は考えすら及ばないという印象を受けた」と答えた。カン・ドンウォンは「僕はそれほど自己犠牲の精神を持っていないという意味。これは人間ができることなのかと思った」と話した。

 そして「今回の映画を撮影しながら、一つ最も心に響いた瞬間、ポイントがあった」とし、映画に協力してくれた神父とのエピソードを語った。カン・ドンウォンは「多くの人がやって来て自分の悩みを打ち明けるが、それを聞いて誰かに話すこともできず、大変ではないかと聞いた。そうしたら(神父が)一言おっしゃった。『私は耳を貸しているだけにすぎない』と。あ、神父というのはそういう人なんだな、とそのとき感じた」と打ち明けた。

 『黒い司祭たち』は、危険に直面した少女を救うため、謎の事件に立ち向かう司祭2人の活躍を描く。カン・ドンウォンは悪霊を追い払う儀式を主導するキム神父(キム・ユンソク)をサポートするが、疑念を捨て切れないチェ助祭役を演じる。11月5日公開。

キム・ヒョンロク記者
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