母親を失って悲しみに暮れ、妹の手を取りただ泣いていた小さな男の子が、いつの間にか立派な少年になっていた。2008年にこの世を去った女優チェ・ジンシルさんの息子ファニ君(14)が、故人の命日を迎え、(チェ・ジンシルさんを)忘れずにいてくれるファンに感謝の気持ちを伝えた。
ファニ君は2008年に母親を亡くしたのに続き、10年にはおじで歌手のチェ・ジニョンさん、11年には父親で元プロ野球選手のチョ・ソンミンさんがこの世を去った。
ファニ君は2日午前、カプサン公園墓地(京畿道楊平郡)にある母親の墓で執り行われた追悼式の後、取材陣に対し「こんなに時間がたったのに、僕の母をずっと愛してくださり、関心を持ってくださるファンの皆さんに、心から感謝している。こうしていつも気にしてくださり、応援してくださるので、僕も必ず立派な人になりたい」と語った。
この日は故人の母親をはじめ、ファニ君、タレントのイ・ヨンジャら生前親しかった仲間たちが出席し、故人をたたえた。
なお、多くの人に愛されたチェ・ジンシルさんは2008年10月2日、自ら命を絶った。39歳だった。