8月17日に行われた日本映画『暗殺教室』の記者懇談会。
この日は、KARAを脱退した知英(ジヨン)が日本で本格的に女優活動を始めた後、韓国で公の場に姿を見せるのは1年ぶりとあって、注目を浴びた。
人気グループKARAのメンバーとしてではなく、女優として、もの寂しい劇場の様子を想像しながらやや緊張した面持ちで入場した知英。しかし、100人余りの取材陣が詰め掛けた劇場で大勢のカメラマンからフラッシュを浴びると驚き、ようやくニッコリ笑うことができた。
知英は「本当に久しぶりに韓国に戻ってきたが、このように多くの関心を持ってくださり、本当に感謝しています」と話し、取材陣に90度のおじぎをした。そして質疑応答が始まると、質問がとてもうれしいといった表情で目を見開き、しっかり聞いた後、真剣に答えた。
記者懇談会中、知映の表情はハッピーそのものだった。そうして1時間があっという間に過ぎた。
知英の発言の中で、最も記憶に残った言葉がある。知英は最後のあいさつで「本当に久しぶりに注目されているこの瞬間が、とても夢みたいです」と話した。
日本では人気グループのメンバーとして有名だったが、女優としては平凡な新人の知英にとって、それまで自分が味わってきた絶頂の人気が泡のように消えた女優の道は、さぞつらかったことだろう。そのようなつらい時期を過ごし、1年ぶりに帰ってきた母国で、以前と同じように自分に向けられた熱い関心が、とてもうれしく幸せそうな様子だった。
知英の最後の一言には、21歳の若さで独り立ちするため、海外で孤軍奮闘してきた一人の女優の万感の思いが込められていた。