【取材メモ】T-ARA、第2の全盛期を迎えられるのか

 8月3日に行われたT-ARAのミニアルバム「So Good」発売記念イベント。

 昨年10月にリリースした「Sugar Free」以来、およそ1年ぶりに戻ってきたT-ARAは、リード曲1曲だけを公開するほかのスターたちとは異なり、ニューアルバム収録曲全てを取材陣およびファン100人余りの前で披露し、今後の活動にかける情熱を見せた。

【取材メモ】T-ARA、第2の全盛期を迎えられるのか

 イベントを終え、感想を語っていたT-ARAのメンバーたちは急に感情が高まり、言葉につまって涙を浮かべるシーンも。特にヒョミンは「この場が、目標を立てる場になったという。いつからか、目標を考えず現在に満足していたようだ。今回アルバムを発表できたことだけでもうれしかった」と語り、目頭を熱くした。一方、ジヨンは「ミスをしたり、至らない部分があったとしても、大目に見てほしい。これから一生懸命活動したい」と覚悟を述べた。

 こうして、涙を浮かべ互いに慰め合ったT-ARAは頭を下げてあいさつし、イベントを終えた。

 T-ARAは以前、「音源クイーン」と呼ばれ人気を集め、各メンバーのソロ活動も活発だった。しかし3年前、ファヨンの脱退によりグループ内でのいじめ説が浮上、T-ARAの人気はダウン。いわゆる「ファヨンいじめ事件」以降発表した「Mirage」「Sugar Free」などはそれまでのような人気を得られなかった。大衆の冷たい反応の中、韓国国内での活動が減っていった。

【取材メモ】T-ARA、第2の全盛期を迎えられるのか

 いじめ説の真相がどうあれ、疑惑を招いたのは自分たちだということを、T-ARAのメンバーたちはよく知っているだろう。全てを失い、つらい日々を過ごしたメンバーたちは、いろいろなことを自覚し、たくさん反省もしたはずだ。

 「So Good」はそんな危機を打開するため、メンバーが団結し作ったアルバムで、T-ARAの未来がかかっていると言っても過言ではない。メンバーたちは寝る間を惜しんで振り付けのレッスンを行い、人気作曲家「勇敢な兄弟」がプロデュースを手掛けるなど、これまで以上に心血を注いだ。

【取材メモ】T-ARA、第2の全盛期を迎えられるのか

  こうして意欲的に新たなスタートを切るT-ARAが再び以前のような人気を取り戻し、第2の全盛期を迎えることができるのか、関心が集まっている。

イ・デドク記者
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