7月24日に映画『侠女:剣の記憶』の制作報告会が行われ、俳優イ・ビョンホンが脅迫事件をめぐり物議をかもしてから初めて、公の場に姿を見せた。
制作報告会に先立ち、イ・ビョンホンは舞台に上がり「大きな失望を抱かせてしまい、申し訳ない。いつもおわびの気持ちを忘れず、失望感を癒すため努力します。重ねておわび申し上げます。そしてありがとうございます」と謝罪し、頭を下げた。
その後、イ・ビョンホン、チョン・ジヒョン、キム・ゴウン主演の映画『侠女:剣の記憶』の制作報告会が始まった。
司会者が会場の雰囲気を盛り上げ、出演者たちに質問をし、チョン・ドヨンとキム・ゴウンは明るい表情で答えたが、イ・ビョンホンは笑わなかった。いや、笑えなかった、という表現が正しいかもしれない。イ・ビョンホンは終始真剣な表情で下を向いていた。質問に答えるときも、何度も躊躇しながら考えを整理しているようだった。
そんな様子を察した司会者が「楽しい雰囲気の中でも、イ・ビョンホンさんが話をすると急にドキュメンタリーになってしましますね」とジョークを飛ばす場面も。
フォトタイムでも、イ・ビョンホンは一度も笑わなかった。明るい笑顔を浮かべたチョン・ドヨン、キム・ゴウンとは全く異なる姿だ。
1年前には韓国や日本を越え、アジアを代表する俳優としてハリウッドにも進出し、第2の全盛期を迎えたイ・ビョンホン。しかし今、イ・ビョンホンが出演するテレビCMはなくなり、出演映画は全て、公開が1年以上先延ばしされた。
イ・ビョンホンは2月に妻で女優のイ・ミンジョンと米国から帰国したときも、空港で取材陣の前に立って頭を下げ謝罪し、今回の映画制作報告会でも謝罪した。
果たして、イ・ビョンホンが新作『侠女:剣の記憶』を通じ、背を向けた大衆の心を取り戻すことができるのか、注目されるところだ。