最近お茶の間で女性たちのハートをキャッチしている魅力的な俳優がいる。それはキム・スヒョン、チュ・サンウク、イ・ソジンだ。
3人はそれぞれ異なる魅力で視聴者たちの視線を釘づけに。3人は逆転に逆転を繰り返し、毎週視聴者たちの目と耳を楽しませている。
金土ドラマ『 プロデューサー』(KBS第2)でテレビ局の新人プロデューサー、ペク・スンチャン役を演じているキム・スヒョンは、これまでの作品で見せた姿とは異なるキャラクターで、物語を引っ張っている。
キム・スヒョンはドラマ序盤から、表情だけでなく話し方も間抜けな感じで視聴者たちを笑わせている。特にコン・ヒョジン(タク・イェジン役)やIU(シンディ役)にやり込められても、ひるまず自分のすべきことをこなす姿は、痛ましいほどだ。また、2人の女性の間で耐え難い屈辱を受ける姿は、同情心を刺激する。さらに、自分に気がある女性の心を知らず、気遣いを見せることで相手をドキドキさせている。
キム・スヒョンは同ドラマで、ファンタジーと現実が巧妙に交差する中、女心をときめかせている。
一方、チュ・サンウクは水木ドラマ『覆面検事』(KBS第2)で検事ハ・デチョル役を演じ、特有の愉快な感じで好評を得ている。
ハ・デチョルは昼間は検事として、夜には覆面をかぶり、正義を実現している。ずうずうしいハ・デチョルを、チュ・サンウクは決して軽い感じではなく、愉快なキャラクターにつくり上げている。正反対のキャラクターを、チュ・サンウクは一方に偏ることなく表現。さらにハ・デチョルは、キム・ソナ演じる初恋の相手ユ・ミニと何だかんだと言い争いながら、今も変わらず切ない気持ちを抱いている純情男として描かれており、女心をキャッチしている。犯罪者に罰を与えるときは痛快に、恋するときは甘いチュ・サンウクに、はまらずにはいられない。
ところでイ・ソジンは、キム・スヒョンやチュ・サンウクとは異なり、ドラマではなくバラエティー番組で女性たちのハートをつかんでいる。
イ・ソジンは5月15日スタートの『三度の食事』旌善編(tvN)で飾らぬ魅力を振りまき、女性だけではなく、年齢や性別にかかわらず、視聴者が好感を抱いている。同番組でイ・ソジンは、ぶつぶつ文句を言いながらも、言われたことはこなしている。今回は昨年とは異なり、食事の準備もより積極的に行っている。『三度の食事』漁村編でのチャ・スンウォンの活躍を意識したのか、今回すっかり変わったイ・ソジンの姿に、視聴者たちの視線はくぎ付けだ。
イ・ソジンの魅力は、いつどう出てくるか分からないところにある。イ・ソジンはナ・ヨンソク・プロデューサーに無い物ねだりをしたり、ゲストのパク・シネをレギュラー出演させようと本音を打ち明けたり、いっそうアップグレードした魅力を振りまいている。