3月末、仁川空港や金浦空港から地下鉄を利用し、明洞や東大門などソウル市内の観光スポットに行きやすくなる。
観光客に人気の繁華街・明洞は地下鉄2号線の乙支路入口駅か4号線の明洞駅、東大門市場は1号線、4号線の東大門駅、最近新たな観光スポットとして浮上している東大門デザインプラザは2号線、4号線、5号線の東大門歴史文化公園駅が最寄駅。しかし3月28日、仁川空港鉄道ソウル駅と地下鉄1号線、4号線ソウル駅を結ぶ乗り換え通路が開設されれば、ソウル駅からこれらの観光スポットにより行きやすくなる。
現在は乗り換え通路がないため、仁川空港鉄道ソウル駅で地下鉄1号線、4号線に乗り換えるためには、地下3階の一般列車改札を出て地上2階へ上がった後、韓国高速鉄道(KTX)ソウル駅の待合室を通り、地下鉄1号線、4号線のホームに行かなければならない。明洞や東大門などに向かう旅行客の一部は、仁川空港駅や金浦空港駅から仁川空港鉄道に乗り、弘大入口駅で地下鉄2号線に乗り換えている。
しかし、乗り換え通路が開設されれば、仁川空港鉄道ソウル駅地下3階からそのまま通路を進み、地下鉄1号線、4号線のホームに行くことができる。ソウル駅の乗り換え通路には動く歩道4台、エスカレーター6台、エレベーター3台が設置される。
乗り換え通路が開設されると、仁川空港鉄道ソウル駅から地下鉄4号線までは15分から5分に、地下鉄1号線は12分から7分に時間が短縮できる。また、韓国を訪れる旅行客はよく利用する1回用交通カードで乗り換え可能になる。ただし、乗り換え通路が開通された際、注意すべき点がある。乗り換え割引は、今回開設される乗り換え通路を利用したときのみ適用されるということだ。乗り換え通路開設前のように、KTXソウル駅の待合室を通り地下鉄1号線、4号線に移動した場合(その逆の含む)、割引が適用されない。