ハ・ジウォン、共演者ハ・ジョンウを語る＝『許三観』

　映画『許三観』に出演するハ・ジウォンが13日、ソウル市内のカフェで行われたインタビューで、共演者のハ・ジョンウについて語った。

　ハ・ジョンウが主人公を演じるとともに演出を手掛けた初の商業映画でヒロインのホ・オクラン役を演じ、初めて（ハ・ジョンウと）共演したハ・ジウォンは「私より体力がある人を初めて見た。それがハ・ジョンウさん」と打ち明けた。ハ・ジウォンは「私は撮影現場で、男優も含めて夜更かしが一番得意だし、最もエネルギーがあふれている。私より強い人は初めて見た」とし、驚いた様子を見せた。

　そしてハ・ジウォンは「ハ・ジョンウさんがあんなに運動が好きだとは思わなかった。自然が好きだということも初めて知った。私も運動や自然が好きなので、自然と運動をまとめて楽しむため一緒に登山をした」と話した。ハ・ジウォンは「ハ・ジョンウさんが『ジウォンさん、準備して出てきてください』と言えば『はい』と答え登山服姿で出ていき、『ジウォンさん、卓球を1ゲームしましょう』と言われたら『はい』と答え、また準備をして出ていった」と言って笑った。

　さらにハ・ジウォンは「これまで大変な撮影が多かったが、『許三観』は私にとってヒーリングのような現場でもあった」とし、監督でありパートナーでもあったハ・ジョンウに感謝の意を表した。

　中国の小説家・余華の『許三観売血記』を原作とした映画『許三観』は、家族のためなら何でもできる男・許三観が、11年にわたり他人の子どもを自分の息子として育ててきたことを知り、繰り広げられるエピソードを描く家族劇。14日公開。