MBCの人気女子アナ、結婚11年で離婚

　MBCの女性アナウンサー、キム・ジュハさん（42）が2004年に結婚した夫と離婚した。

　法曹界が12日に伝えたところによると、ソウル家庭裁判所家事4部（金泰毅〈キム・テウィ〉裁判長）は8日、キムさんが夫のAさん（44）を相手取り起こした離婚訴訟で、Aさんからキムさんに慰謝料5000万ウォン（約550万円）を支払い、離婚するよう命じる判決を下した。また、二人の子供の養育権をキムさんに与え、キムさんの名義になっている27億ウォン（約2億9500万円）ほどの財産のうち、Aさんが寄与した13億1500万ウォン（約1億4400万円）ほどをAさんに分割するよう命じた。

　裁判官は「Aさんは離婚の経歴を隠してキムさんと結婚し、婚姻期間中に不貞を繰り返し、キムさんに暴力まで振るった。Aさんが関係回復のため誠実に努力せず、その後もほかの女性と不貞行為を繰り返したことなどを踏まえると、破綻（はたん）の主な責任はAさんにある」と指摘した。だが、それにもかかわらず、結果的にはキムさんがAさんに13億ウォン（約1億4200万円）ほどを払って離婚する格好になった。

　MBCの看板アナウンサーとして活躍してきたキムさんは、外資系証券会社に勤めるAさんと04年に結婚。1男1女をもうけた。Aさんは歌手ソン・デグァンさんのおいで、テレビ番組でキムさんと仲睦まじい様子を見せたこともあった。キムさんは13年に離婚訴訟を起こした。

　一方、Aさんは10年に自らの不倫を疑っているとの理由でキムさんをたたいたり、首を絞めたりした容疑、13年に生活費の使用内訳を教えないとの理由でキムさんを暴行した容疑などで起訴され、昨年に懲役8カ月、執行猶予2年の判決を受けた。

　また、キムさんに不倫がばれた後に覚書を書き、3億2700万ウォン（現在のレートで約3600万円、以下同じ）余りをキムさんに渡すと約束していたが守らず、裁判所から約束通りの支払いを命じる判決を受けた。Aさんは覚書で「不倫相手に渡したプレゼントの代金や住宅の保証金など1億4700万ウォン（約1600万円）、義父母から受け取った1億8000万ウォン（約2000万円）を1週間以内にキムさんに支払う」と約束していたとされる。