今年末の映画街は韓国映画の3大人気作『国際市場』『技術者たち』『あなた、あの川を渡らないで』で熱い。この3作品が興行成績ランキングの1位から3位までを占め、映画興行全体をリードしているのだ。
『国際市場』は口コミが広がっている上、政治色論争も加わって座席シェアが上昇を続けており、公開12日目の28日には通算観客動員数428万1759人を記録した。26日から28日までの三日間でこの映画を見た観客は142万5771人に達する。その前の週末の19日から21日までの入場者113万8728人に比べ約29万人増えた。また、26日-28日の平均座席シェアも、19日-21日の45.6%より17ポイント高い62.6%となっている。
同映画は観客1000万人を動員した『7番房の奇跡』(2012年)によく似た観客動員の動きを見せている。100万人突破は公開4日目でまったく同じ、300万人突破は10日目、400万人突破は12日目というのも似ている。『7番房の奇跡』は17日目に500万人、32日目に1000万人を記録した。『国際市場』は年末年始の連休に加え、韓国の長い冬休みシーズンを迎えるため、動員に弾みが付きそうだ。
『あなた、あの川を渡らないで』は28日までに通算観客動員数355万人をマーク、米映画『はじまりのうた BEGIN AGAIN』(343万人)を抑え小規模・低予算映画の歴代興行1位になった。配給会社CGVアートハウスの関係者は「年末年始を挟んだ連休で加速度が付けば、観客400万人も夢ではない」と慎重ながらも期待している。今一番旬な人気俳優キム・ウビンが金庫破りを演じる映画『技術者たち』も公開6日目の28日までに通算142万人を動員、興行成績ランキング2位に入っている。