女優チョン・ウヒ。人々はチョン・ウヒを本当の「ゴンジュ(姫の意)」になった女優とし、たたえている。
17日に第35回青龍映画賞授賞式が行われ、チョン・ウヒは映画『ハン・ゴンジュ』で主演女優賞を手にした。ソン・イェジン、キム・ヒエ、チョン・ドヨンらそうそうたる先輩を抑えた結果で、多くの人々を驚かせた。同作はインディペンデント映画で、上映スクリーン数が少ない状況で公開された。商業映画と同列に比較し競い合うことができない中、作品性やキャストの演技力で口コミが広がり、ブームを巻き起こした。社会的なメッセージを盛り込んだ暗い素材だったが、「必ず見るべき映画」とされ、観客22万人を動員した。
同作が海外の映画祭に相次いで招待される中、チョン・ウヒは確かな存在感を放った。チョン・ウヒは映画『サニー 永遠の仲間たち』の助演として名前を知られたが、『ハン・ゴンジュ』という特別な作品を選択し、女優としてスポットライトを浴びることになった。最近公開された映画『カート』でも、実話を基にした難しい素材の中で自然に溶け込み、20代女優の活躍の場を広げた。
チョン・ウヒは所属事務所ナム・アクターズのスタッフと共に主演女優賞受賞の喜びを分かち合った。その後、チョン・ウヒはスタッフと労をねぎらった。関係者は「非常に多くの方が祝福してくださり、その雰囲気にとても感謝しているようだった。受賞の喜びを間近で見守っていたスタッフらと共に、おいしい食事を楽しんだ」と語った。
「このように小さな映画に有名でもない私が…」と涙ながらに受賞スピーチをしたチョン・ウヒ。そんなチョン・ウヒを応援する映画ファン、関係者らの声援が一段と高まっている。