【ソウル聯合ニュース】韓国の俳優イ・ビョンホンさんとわいせつな話をしているところを撮影した動画をインターネットに流すとして、イさんに50億ウォン(約5億3900万円)を要求したとして起訴された20代の女2人の公判が16日、ソウル中央地裁で開かれ、検察側は懲役3年を求刑した。
新人女性歌手とモデルの2人はイさんの通報で逮捕され、9月に暴力行為など処罰法上共同恐喝罪で起訴された。
検察は「被告人は初めから被害者(イさん)を金銭恐喝の対象として見て、謀議して犯行に及んだ」と主張した。また未遂に終わったものの、被害者に要求した金額が高額である点や、私生活の動画を恐喝の手段とした点を悪質と指摘した。さらに、「数回提出された反省文も内容が事実と異なり、被害者に責任を転嫁するなど、後悔の姿勢を見せずにいる。それが被害者の家族に大きな精神的被害を与えた」と強調した。
一方、弁護人は「被告人が初めから被害者に故意に接近したという検察の主張は事実でない」と反論した。また「被害者は被告人に初めて会った時、『私は女性の胸より尻が好きだ』と話し、性的関係を暗に示すメッセージを送るなど、続けて会うことや性的関係を要求した」と主張した。
判決公判は来年1月15日に開かれる予定。