中国人ブロガーが体験した「済州島7大名物」

 先月15日、1泊2日の済州島旅行に出掛けた。旅行当日、時計のアラームで目を覚まして金浦空港に向かうと、一緒に旅をする仲間たちは先に着いていた。みんな疲れている様子だったが、旅行ということで胸をときめかせ、興奮していた。

 1時間という飛行時間はあっという間に過ぎた。まず済州空港の出口で記念写真をパチリ。大勢のスターたちがグラビア撮影したり、ドラマを撮影したりした場所だ。韓国のバラエティー番組『私たちの日曜日の夜』(MBC)の「パパ、どこに行くの」コーナーや、『日曜日が好き』(SBS)の「ランニングマン」コーナーも、この空港の出口で撮影していた。テレビに出てきた場所に自分が来たと思うと胸がドキドキした。

済州民俗博物館で記念写真を撮る中国人ブロガーのイム・ファンさん。
▲ 済州民俗博物館で記念写真を撮る中国人ブロガーのイム・ファンさん。

 空港から市内へ移動するため、みんなでレンタカー・センターに向かった。交通手段としてはバスやタクシーがあるが、韓国の免許証を取得した旅行仲間がいるので、車を借りることができた。韓国の免許証は取ってから1年を過ぎるとレンタカーが借りられる。韓国語ができなければ中国語でのサービスが可能な観光タクシーを利用すると良い。

 レンタカーに乗って、遅めのランチを食べるため移動開始。メニューは、済州島7大名物料理のコギグクス(肉麺)。済州島では行列ができるほど有名な料理だ。おいしくてボリュームたっぷりなので人気の一品。

済州島に着いて最初に食べたのは「済州島7大名物料理」の肉麺。
▲ 済州島に着いて最初に食べたのは「済州島7大名物料理」の肉麺。

 ランチを済ませて向かう最初の目的地は「城山日出峰」。登るのが少し大変だったが、その苦労を忘れてしまうほど素晴らしい済州島の風景が目の前に広がる。ここで見る日の出は本当に美しいそうなので、次に来るときは必ず朝来ようと心に誓った。

 済州島に来たら海を見ない手はない。遊覧船に乗れば、青い海の上から城山日出峰や牛島の美しい姿が満喫できる。これらは「済州島7大秘境」になっている。城山港から城山日出峰と牛島を巡る遊覧船に乗り、船の上から遠くに向かって叫んだり、海の風景を楽しんだりしたらたまっていたストレスもスッキリした。

城山日出峰は登るのが大変だが、素晴らしい風景が目の前に広がる。
▲ 城山日出峰は登るのが大変だが、素晴らしい風景が目の前に広がる。

 次の目的地は、中国でも人気のあった韓流ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』撮影地の済州民俗博物館だ。体験コーナーで韓服(韓国の伝統衣装)を着せてもらうと、ドラマの主人公になったような気がした。

 もう一つの特別な体験と言えば、済州島ではミカン狩りができる。畑に入ってミカン狩りが楽しめるのだ。取りたてのミカンを食べると、甘さが口いっぱいに広がった。

済州島で取ったミカンは買って食べるよりずっと甘くておいしい。
▲ 済州島で取ったミカンは買って食べるよりずっと甘くておいしい。

 黒豚も済州島ならではだ。中国には「北京の万里の長城に行かなければ男ではない」という言葉があるように、済州島で黒豚を食べなければ、済州島に来たとは言えないだろう。

 黒豚は脂っこくなく、肉質が柔らかい。普通の豚肉よりもはるかにおいしかった。済州島の人々はとても親切で、客がゆっくり食事を楽しめるよう、肉を丁寧に焼いてくれた。

黒豚は済州島に行ったらぜひ食べてほしい名物の一つだ。
▲ 黒豚は済州島に行ったらぜひ食べてほしい名物の一つだ。

 一日があまりにも早く過ぎてしまってとても心残りだが、宿に入る時間になった。韓国にはホテル・モーテル・旅館・民宿などさまざまな宿泊施設があるが、家族旅行ならペンションが一番だろう。ペンションでは料理もできるし、みんなが集まればゲームも楽しめる。

 みんなで集まって楽しく語り合っているうちに、もう一日が終わってしまった。済州島の魅力を満喫するのに1泊2日はあまりにも短かった。次もまた済州島を旅したいという気持ちでいっぱいだ。

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