【ソウル聯合ニュース】韓国映画「ビッグマッチ」(原題)のキャッチコピーは「超特急娯楽アクション」だ。6日にソウルで行われた製作報告会で公開された予告映像も、走ったり、戦ったりするアクションシーンが多かった。
そのアクションを披露する主人公はイ・ジョンジェ(41)。殺人の濡れ衣を着せられたスター格闘家、チェ・イクホを演じる。
数百人の警官をまいて脱獄し、数十人の暴力団を一撃で倒す。倒れたり、転んだりしながらのアクションが続く。
イ・ジョンジェは製作報告会で「序盤からアクションが多く、時間内に撮り終えられるのか、最後までやり遂げられるのか心配だった」と打ち明けた。
若くないので速く走れず、走ったらしばらく休まないといけなかった。役作りのための増量も思い通りにいかなかった。アクションシーンで腕をけがしたこともある。「役者だけでなくスタッフもたくさんけがをした。撮影しながら緊張することが多かった」と振り返る。
一方、シン・ハギュンは最先端技術を用いて都心を巨大なゲームの場に変えてしまう新手の悪党、エースを演じた。
全てを裏で操る悪党のため、イ・ジョンジェと違い走ったり戦ったりすることはなかった。「できるだけ美しく演じようとした」という。「(イ・ジョンジェを)大変そうだと思った。僕は美しい役がいい」と話し、会場を沸かせた。
また、歌手のBoAは元ボクサーのスギョンに扮した。アクションスクールで学び、ボクシングも習ったという。アクションは1シーンだけだったが、「簡単ではなかった」と振り返った。
映画は11月27日に公開される。