野外公演転落事故:気付かず歌い続けた4Minute

他の7組は公演中止

野外公演転落事故:気付かず歌い続けた4Minute

 17日午後、板橋テクノバレー(京畿道城南市盆唐区)の「ユースペース」広場で開かれた「第1回板橋テクノバレー・フェスティバル」では、ガールズグループ4Minute、T-ARA、歌手JUNGGIGO(コ・ジョンギ)らのライブ公演が予定されていた。転落事故が起こった午後5時53分ごろにはガールズグループ4Minuteがステージでライブをしていた。しかし、メンバーたちは会場後方の混雑の中で起こった事故に全く気付かず、予定されていた曲を全て歌ってステージを降りた。4Minuteはこの日、イベントのプログラムのライブ出演をオファーされてステージに立った。このスケジュールは所属事務所のホームページなどを通じてファンに事前に知らされていた。入場料は無料だった。

 所属事務所キューブ・エンターテインメント関係者は「ライブ当時はメンバーもスタッフも全員、事故に全く気付かず、ライブが終わったので会場を後にした。その後、ソウルに戻る途中で事故のニュースを初めて聞いた」と話している。また、この関係者は「事故当時、ステージと事故現場にはかなりの距離があり、メンバーやマネージャーなどのスタッフは、公演に集中していたので事故が起こったことに気付かなかった。思いがけない事故が起こってしまい非常に残念だ。メンバー全員がきょうの事故で観客の皆さんに大きな被害が及ばなかったか心配している」と語った。

 主催側は同日午後5時から11時までの予定で、複数のライブ公演を企画・準備しており、歌手8組が出演する予定だったが、突然の事故で残りの歌手たちのライブは全て中止となった。

 4Minuteは2009年に「Hot Issue」でデビューした5人組ガールズグループ。Wonder Girlsの元メンバーだったヒョナがリーダーということで、デビュー当初から話題を呼んだ。「What's your name?」「Whatcha Doin’Today」「Muzik」などのヒット曲があり、SISTAR、Secret、Girl’s Dayなどと共にトップクラスの人気を誇る。特に、ソロ活動でも人気のヒョナは今年3月、米国最大のミュージックフェスティバル「サウス・バイ・サウス・ウエスト(SXSW)」の「K-POPナイト・アウト」でソロライブを行っている。

権承俊(クォン・スンジュン)記者
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