釜山国際映画祭が開幕 79カ国・地域の312作品招待

【釜山聯合ニュース】第19回釜山国際映画祭が2日開幕した。

 開幕式は同日午後7時から釜山市内の映画祭専用館「映画の殿堂」で開かれ、ハリウッドで活躍する俳優の渡辺謙と、韓国を代表する女優のムン・ソリが司会を務めた。

 レッドカーペットには女優のオム・ジョンファ、ク・ヘソン、俳優のユ・ジテ、チョン・ウソン、中国の女優、湯唯(タン・ウェイ)や映画監督ら国内外の映画関係者約300人が登場し、会場を埋めた約5000人の観客から歓声を浴びた。

 釜山市長の開幕宣言に続き、午後8時から、オープニング作品として台湾のニウ・チェンザー監督の「軍中楽園(Paradise In Service)」が上映された。11日午後の閉幕式後にはクロージング作品として香港のリー・ビウチュン監督の「大茶飲(Gangster Pay Day)」が上映される。

 今年の映画祭には昨年を上回る79カ国・地域の312作品が招待された。招待作品の上映以外にも、特別プログラムとしてチョン・ジヌ監督の「韓国映画回顧展」、トルコ映画100周年を記念した「トルコ独立映画特別展」、グルジアの女性監督作品を紹介する「グルジア特別展」が開催される。

 イ・ヨングァン映画祭執行委員長は「競争部門として開かれる欧州の映画祭とは異なり、非競争部門として開かれる釜山国際映画祭は多様な国の映画を多く見ることができるのが強み」と強調。「今年の映画祭にもネパールなどアジア地域の作品を多く招待し、他の映画祭との差別化を図った」とコメントした。

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