BoAさんを告発 建物の不法構造変更=韓国行政当局

【南楊州聯合ニュース】歌手のBoAさんがグリーンベルト(開発制限区域の緑地帯)内の建物を不法に構造変更したとして韓国の行政当局に摘発されたことが15日、分かった。

 ソウル近郊の京畿道南楊州市によると、BoAさんは2004年2月、同市内の林野と農地4600平方メートルを買い取った。BoAさんの父親は行政当局から許可を得て、同地に倉庫と管理舎を建てた。管理舎は春から秋の農繁期に暮らすことができる施設。同地は北韓江沿いにあるグリーンベルトと上水源保護区域で、厳格な開発規制地域となっている。

 BoAさんの父親は建物を住宅に不法変更し、冬も過ごせるよう暖房施設も設置した。南楊州市は先月、通報を受けて現場調査を行い、建物の用途変更などを確認。BoAさんと父親を南楊州警察署に告発するとともに是正命令を出した。

 2人は05年にも建物の用途変更や増築などで告発され、「履行強制金」として約386万ウォン(約40万円)を支払った。当時は建築法が適用されたが、10年に開発制限区域特別法が新設され、今回の履行強制金は5000万ウォンに達するとみられる。

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