インタビュー:ソン・ヘギョ 3年ぶり韓国映画で初の母親役

インタビュー:ソン・ヘギョ 3年ぶり韓国映画で初の母親役

【ソウル聯合ニュース】17歳で交際相手の子どもを妊娠し、流産を試みるものの子どもを出産。子どもは先天性の早老症という病を抱えていた。若くして老いが急速に進む難病だ。少女は33歳の母親になり16歳の子どもを天国に送るときが近づいていた。

 女優ソン・ヘギョ(32)は韓国映画「どきどき僕の人生」(原題)で、若くして子どもを妊娠したことでその後の人生が大きく変わったミラを演じた。

 30代に入り同作で初めて母親役を務めたソン・ヘギョは、「20代のときとは感情表現が変わりました」と話した。

 経験がないため強い母性愛を表現するのは難しいが、ミラというキャラクターは明るく親近感が持てる性格なので大きなプレッシャーは感じなかったという。

 最近まで中国映画への出演が多かったソン・ヘギョにとって、3年ぶりの韓国映画となった。

 同作は韓国の長編小説が原作でイ・ジェヨン監督がメガホンを取った。

 原作を読んでいないというソン・ヘギョは「監督と新たな作品を作ることに重点を置いた」という。

 同作でソン・ヘギョは夫、テス役のカン・ドンウォンと共に学生服姿を披露している。30歳を過ぎて自然に着こなすのは容易ではない。

 ソン・ヘギョは昨年のSBSドラマ「その冬、風が吹く」でも学生服を着ているが、短い回想シーンに登場しただけだった。

 同作では髪形などを工夫し、幼く見せるためにできることは何でもした。「照れくさくて演技を練習しながら笑った」と振り返った。

 カン・ドンウォンとはチャン・ジュンファン監督の「LOVE FOR SALE」以来、4年ぶりの共演となった。

 撮影後も親しく連絡を取り合っていたため同作でもすぐに息を合わせ演技に集中できた。

 慶尚南道出身のカン・ドンウォンから方言を習った。「見逃しがちな部分も指摘し合う良いパートナーだった」と撮影中のエピソードを語った。

 同作はミラの息子、アルムの視点で描かれている。ソン・ヘギョはミラよりもアルムとテスの感情がより重要だと判断したという。

 「自然体を心がけ、相手役がより際立つように気持ちを楽にして演技しました」と振り返った。

 一方、最近明らかになった総合所得税の申告漏れについてあらためて謝罪した。担当者が処理してくれるだろうと任せきりにしていたことが間違いだったとしながら、「再びこういうことがないよう気をつけていく」と強調した。

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