栄養補助剤などで短期間に体重を増やし、現役兵としての兵役服務を逃れて4級社会服務要員と判定されたボディービル選手や、精神疾患を装い兵役免除を受けた芸能人らが摘発された。
兵務庁が25日に発表したところによると、大学のスポーツ特待生(20)ら4人は高校最後のボディービル大会後にトレーニングを中止、栄養補助剤などを集中摂取して成人の1日の推奨カロリー(2000-2500キロカロリー)の4-5倍に当たる1万キロカロリーを毎日摂取した。4人は5-6カ月間で45-50キロ太り、昨年の兵務庁の身体検査で補充役相当と判定された後、5カ月間で元の体重に戻して選手を続けていた。
29歳の芸能人は2010年から大学病院に通院して精神疾患の治療を受け、31日間にわたり入院した。「ステージに立てないほど対人恐怖症がひどい」「幻聴が聞こえる」「他人の前で話すこと自体が嫌だ」などの症状を訴えた。この芸能人は病院の診断書を提出、12年2月に兵務庁から兵役免除と判定された。しかし、11年から16回にわたり日本でファンミーティングを開くなど、芸能活動は通常通り行っていた。別の芸能人(28)も精神異常を訴え10年3月に兵役免除を受けたが、後にケーブルテレビ局の番組に出演し、バンド公演の企画をするなどして活動していた。