<インタビュー>MBLAQのイジュン ドラマでの演技が話題に 

【ソウル聯合ニュース】「自分がとてもばかみたいだ」と肩を落とすときは新人のように見えるが演技に対する情熱からは計り知れない努力と能力の深さがうかがえる。

 歌手、そして俳優としても活躍する男性5人組グループMBLAQのイジュンにはおそらく俳優にとって最も大切なもののひとつ、「代替不可能」という言葉が当てはまる。

 ケーブルチャンネルtvNドラマ「カプドンイ」(原題)に出演中のイジュンがこのほどインタビューに答えた。

 同作での演技力を評価する声が上がっていることについて感想を求めると、興奮と緊張感を感じさせる答えが返ってきた。

 「とてもありがたいです。評価されるとは思っていませんでした。ただプレッシャーも大きいです。もっとうまくなるにはどうしたら良いのだろうと自問する日々です」

 同作は仮想都市で起こる連続殺人事件の有力容疑者を追う刑事を中心に、事件に絡む複数の人物を描く。

 イジュンは猟奇的な人格の青年、リュ・テオを演じ、毎回印象的な演技で視聴者をゾクッとさせる。作品を支える「善と悪」の二つの軸で「悪」を見事に演じている。

 放送後からイジュンの演技に反響が集まっていることについて「自分でドラマを見直すとなぜあんな演技をしたのかと恥ずかしくなることが多い」と振り返った。

 演技に対する野心を見せながら「演技に正解はないのでなおさら難しく感じる」と話した。

 先月放送された第4話でイジュンのピエロに扮した演技が話題になった。衣装やメーク、独特のほほ笑みが演技と相まって視聴者の背筋を凍らせた。

 本人は「メークのおかげです。ピエロのメークは誰がやっても雰囲気次第で不気味なものになります。特に私はもともと口角が上がっているほうなので口の形が演技に生かされただけです」と謙遜した。

 これまでの出演作を見ると米映画「ニンジャ・アサシン」や韓国映画「俳優は俳優だ」などでの個性的な役柄が多い。

 「キャラクターの強い役が多すぎるのではないかと声をかけてくれる人もいますが、まだ演技を始めたばかりなのでやったことのない役が多く、できるだけいろんな役を演じてみたい」と抱負を語った。

 来年の公開を控えた韓国アニメーション映画「ソウル駅」(原題)では声優にも挑戦している。

 「時間がたつのも忘れ楽しく録音作業を終えました。満足できる内容に仕上がっています」と語った。

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