【ソウル聯合ニュース】「一般の社会生活とは異なる芸能界というまた別の社会で生きる私にとって、シスターの詩はまさに酸素のようでした」――。女優のイ・ヨンエがカトリック教のシスターで詩人の李海仁(イ・ヘイン)氏について語った。
月刊誌「文学思想」の最新号が「私が読む李海仁詩人の詩」と題した特集を組み、イ・ヨンエにも寄稿を依頼した。2人は2001年にボランティア活動を通じて知り合い、交流を深めてきた。
イ・ヨンエのキャッチコピーは「酸素のような女」だったが、彼女にとっての酸素は李氏の詩だった。イ・ヨンエは寄稿文の中で、「多くの人々がシスターの詩を読んで慰められるというが、私も例外ではない」とし、その詩を「つらく疲れ果てたときに休むことのできる『心の家』」と表現した。具体的に李氏の詩を数編挙げながら、自身が感じたことや得たことをつづった。
イ・ヨンエは感謝する人生、家族を通じて学び、喜びと愛を知り、日常の幸せを糧に仕事と人生に向き合いたいとしながら、「シスターの詩は人生の智恵に満ちている。私が学ぶべき道、知るべき道を深く心に刻むことができる」と結んだ。
2006年には李氏がイ・ヨンエについて書いた文が話題になっている。映画やドラマで人気を集める美人女優が携帯電話のメッセージでは自分の足りなさを恥じる言葉から始まり、相手への励ましや感謝の言葉で終わっていると感嘆。「常に明るく謙そんする言葉を選び、聞く人を驚かせる」と述べた。