K-POP:広がる「セクシーコンセプト」、このままでいいのか

K-POP:広がる「セクシーコンセプト」、このままでいいのか

 韓国歌謡界は今、破格の「セクシーコンセプトブーム」に沸いている。

 A.O.A、Girl’s Day、Dal shabet、RAINBOW BLAXXなど、ガールズグループが相次ぎセクシーコンセプトで新曲をリリース、1月の歌謡界はまさに「セクシー大戦」の様相を呈した。

 「ミニスカート」を発表したA.O.Aは、超ミニスカートの脇のジッパーを上げたり下げたりする、いわゆる「ジッパーダンス」のほか、いすをつかんで腰を曲げたままお尻を振るという、セクシーダンスを披露した。

 「SOMETHING」を引っさげ活動中のGirl’s Dayは、透け感があり、太ももからつま先まで見える深いスリットの入った衣装を身に着け、ステージ上をはい回るようにしてお尻を振ったり、両足を思い切り開くようなダンスを見せている。

 「BIG BABY BABY」を発表したDal shabetは「露出なきセクシー」を強調しているが、体のラインがくっきり出ている衣装で胸をさするダンス、へその下の部分を手で探るような仕草で男性ファンのハートをキャッチした。

 「19歳未満聴取不可」の破格のコンセプトで登場、「Cha Cha」を発表したRAINBOW BLAXXはコルセットやガーターベルトなど際どいアイテムを身に着け、両手にむちを持ち腰を回すダンスを披露、男性ダンサーと密着して踊るなど、話題を集めている。

 このように、ガールズグループが「セクシー大戦」を繰り広げる理由は何か、そして問題点は何か。

 まず、飽和状態にあり競争が高まっているアイドルグループ市場。続々と登場するアイドルグループの間で生き残るためには、ほかより目立たなければならない。

 通常、デビューから3、4回のステージ、期間にして3週ほどで成否が判断されるアイドル市場で、ガールズグループのキュートさやはつらつとした感じに慣れている大衆の目を引くため、過度の露出や刺激的なダンスが見られるようになった。

◆韓国誌グラビアギャラリー

イ・デドク記者
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