お茶の間はミセス女優全盛時代

お茶の間はミセス女優全盛時代

 結婚した女優たちがドラマでめざましい活躍を見せている。

 チョン・ジヒョンは『星から来たあなた』(SBS)を通じて14年ぶりにドラマ出演。シンドロームに近い旋風を巻き起こした。2012年4月に結婚式を挙げたチョン・ジヒョンはその後、映画『10人の泥棒たち』『ベルリンファイル』など相次いでヒット作に出演し、「ヒット保証小切手」と言われるようになった。さらにドラマまで大きな人気を博し、第2の全盛期を迎えた。チョン・ジヒョンは「結婚してからさらに引っ張りだこ」という世間の評価を受け、ミセス全盛時代の幕を開けた。

 結婚した女優たちの出演作は、女優人生の第2幕を開けるのに重要なロードマップ(工程表)となるため、高い関心を受ける。

 2005年に俳優キム・スンウと結婚したキム・ナムジュは4年後の09年、『僕の妻はスーパーウーマン』(MBC)に出演。都会的なイメージを一掃し、「おばさんキャラクター」を自分のものにして愛された。当時、同ドラマはお嬢さんからおばさんになって帰ってきたキム・ナムジュのヘアスタイル、ファッションなどが全て話題となり、大きな人気を集めた。視聴率も30%(ニールセン・コリア調べ)に迫るなど、お茶の間で愛された。同ドラマでヒットを飛ばしたキム・ナムジュは、続けて出演したドラマ『逆転の女王』(MBC)、『棚ぼたのあなた』(KBS第2)もヒットし、勢いに乗っている。

 2010年に検事と結婚したハン・ジヘは、結婚2年目の2012年、週末ドラマ『メイクイーン』(MBC)に出演、視聴率クイーンに浮上した。『金(きん)よ出てこい、コンコン』(MBC)で再び活躍したハン・ジヘは、新月火ドラマ『太陽がいっぱい』(KBS第2)で3作連続ヒットを狙う。

 さらに、結婚後初めてドラマに挑戦する新妻が二人いる。

 昨年俳優イ・ビョンホンと結婚したイ・ミンジョンは、2月27日にスタートする水木ドラマ『ずる賢いバツイチ女』(MBC)で約1年ぶりにお茶の間へ。

 また、昨年俳優チソンと結婚したイ・ボヨンも、3月放送の『神の贈り物-14日』に出演。昨年『君の声が聞こえる』(SBS)で演技大賞を受賞しただけに、新作にも関心が注がれている。

 ミセス女優たちが活躍している中、イ・ミンジョンとイ・ボヨンが結婚後初作品でどんな姿を見せるのか、期待が集まっている。

 ドラマがヒットするかどうかは全く予測がつかない。それでも、これまで多くのミセス女優たちが結婚後初作品で好成績を残し、自分のポジションを確立してきただけに、新妻女優たちがどのような成績を出すのか、視線が注がれている。

 バツイチ女役を演じるイ・ミンジョン、母親役を演じるイ・ボヨンがどんな姿を見せるのか、注目される。

◆韓国誌グラビアギャラリー

キム・ミファ記者
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