俳優パク・シフが高額の損害賠償訴訟を起こされていたことが、7日までに分かった。
これは、韓流コンテンツ制作会社A社が昨年、パク・シフと前所属事務所イヤギ・エンターテインメント(現・ティディム531)を相手取って起こしたもの。
A社、パク・シフ、前所属事務所の関係者は訴訟弁論期日だった7日午後、ソウル南部地方裁判所(ソウル市陽川区)に出廷し、2012年にタイで行われたドラマロケや出演過程をめぐり、それぞれの立場や見解を説明した。
パク・シフは以前、タイでロケが行われたミュージックドラマに出演することになっていたが、現地業者で発生した問題などにより撮影が中断。このとき、パク・シフ自身も別ドラマの撮影スケジュールの都合でロケに参加していなかった。
そのためA社は昨年、パク・シフと前所属事務所に責任があると判断、ミュージックドラマに投資した制作費など2億70万ウォン(約2000万円)を取り戻そうと訴訟を起こした。
7日の弁論期日でA社側は、パク・シフとの契約が口頭で行われたため撮影を開始したものの出演キャンセルにより損失を被ったと主張。これに対し、パク・シフと前所属事務所側はそもそも契約書がなく、むしろ前払いで受け取る必要がある出演料も受け取っていないため、損害賠償義務はないと主張した。
前所属事務所の関係者は同日、スターニュースの取材に「きょう開かれた弁論期日に出廷した。内容を正確に把握することが優先だ。会社としての見解をまとめて発表するかどうかは現在、検討している」と答えた。パク・シフ側はこの件について沈黙を続けている。