【ソウル聯合ニュース】日本で愛されNHK「紅白歌合戦」にも出場した「元祖韓流歌手」、桂銀淑(ケイ・ウンスク)が32年ぶりに韓国での活動を再開する。
桂銀淑の所属事務所は20日、聯合ニュースに対し、現在新しいアルバムの録音を終えて仕上げの段階にあるとした上で、「アルバムを今月末に韓国と日本で同時発売する予定」と明らかにした。
新アルバムには「注文」や「花になった女」など5曲の新曲のほか、「歌って踊って」や「待っている女心」などのヒット曲が収められる。
1977年に広告モデルとして芸能界での活動を始めた桂銀淑はハスキーな声を武器に1979年「歌って踊って」で歌手としてデビュー。翌年、韓国MBCの「10大歌手歌謡祭」で新人賞を受賞し、スターの仲間入りを果たした。
1985年に「大阪暮色」で日本の歌謡界にデビューし、次々とヒット曲を出し、「演歌の女王」と呼ばれるようになった。NHK「紅白歌合戦」に1988年から1994年にかけて7年連続で出演するなど、日本の国民に愛され、1990年には日本レコード大賞「アルバム大賞」を受賞した。
しかし2007年に覚せい剤取締法違反の罪で有罪判決を受けたことにより、ビザの延長ができず、2008年に韓国に帰国した。2009年にはファンのための公演を開き、今年1月には韓国KBS「コンサート7080」に出演し、新曲「注文」を披露した。
桂銀淑は「今後は前だけを見て熱心に歌いたい。今再び、韓国でファンに会う時間がうれしくて胸が熱くなる。マイクを死ぬ時まで置かない覚悟」と活動再開の感想を述べた。