韓国の芸人が日本人選手にTKO勝ち=総合格闘技戦

韓国の芸人が日本人選手にTKO勝ち=総合格闘技戦

 お笑いタレントのユン・ヒョンビン(34)=チーム・ワン=が総合格闘技デビュー戦で日本人選手にTKO勝ちした。

 ユン・ヒョンビンは9日、ソウル市松坡区のソウル・オリンピック・ホールで行われた総合格闘技「ROAD FC14」のスペシャル・メーン・イベント、ライト級マッチ(5分2ラウンド)で日本の佃貴也(22)に第1ラウンド4分19秒でTKO勝ちした。

 技量そのものはプロ選手と同レベルとは言えなかったが、格闘技に挑戦するという意志を前面に押し出して勝利するというベストの結果をもたらした。

 ユン・ヒョンビンは先月、総合格闘技デビューを宣言。世界初の女性K1選手イム・スジョン(28)が2011年7月、日本の地上波テレビ局TBSの『炎の体育会』という番組に出演し、男性お笑いタレント3人とシュートボクシングで対戦して全治2カ月のけがをしたのをきっかけに、総合格闘技選手になることを決心したという。これまでプロ選手並みのハードなトレーニングと減量をこなし、ほかの選手同様、計量をクリアした。

 この日、オリンピックホールには人気タレントのイ・ギョンギュ、イ・ユンソクをはじめ、多くの芸能人仲間が駆け付けて応援した。また、多数のメディアが取材合戦を繰り広げ、関心の高さを証明していた。

 試合は全くの予想外にも、ユン・ヒョンビンのパンチ1発で瞬時に終わった。第1ラウンド終盤に力強い右フックがヒット、佃を倒した。大きな衝撃を受けてこれ以上抵抗できない状態になった佃に、ユン・ヒョンビンはパウンディング・パンチ(倒れた相手に上から浴びせるパンチ)を食らわせ、そのまま試合が終わった。

 ユン・ヒョンビンは試合後のインタビューで「無我夢中だった。パク・チャンセ監督とソ・ドゥウォン選手のアドバイスを聞いたことがとても役立った。リングの上で拳を振った瞬間、試合を終わらせられると確信した。デビュー戦に大勢の方が関心を持ってくださり感謝したい」と語った。

韓国の芸人が日本人選手にTKO勝ち=総合格闘技戦

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イ・ソクム記者
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