是枝裕和監督の映画『そして父になる』が、小規模公開ながら異例の好調ぶりを見せている。
同映画は7日までに7万2638人(8日、映画振興委員会・映画館入場券統合ネットワーク調べ)が入場。先月19日に公開してから20日間にわたり、小規模公開映画のうち興行成績ランキング1位をキープしている。
『そして父になる』は公開から20日で観客動員数7万人を突破したが、これは昨年の小規模公開映画『最後の四重奏』(10万8007人)に比べ5日早い。現在、50館余りで上映中の『そして父になる』は公開から3日で1万人、6日で2万人、8日で3万人、11日で4万人、14日で5万人、17日で6万人と、平均で3日間に1万人ずつ増えている。
『そして父になる』はこのままいくと、小規模公開映画では難しいとされる10万人突破も達成できるものとみられる。