薄暗い路地が華やかアートに! 昌原市の「音の道」

 慶尚南道昌原市の馬山にある薄暗い路地が、躍動感あふれる「音の道」として生まれ変わった。

 昌原市は今年11月、旧馬山市エリアの午東洞地区の活性化に向けて推進してきた「午東洞・音の道」を開通させた。この道は、「音」をテーマに路地のデザインを一新したのが特徴だ。

午東洞・音の道の華やかなウォールアートと壁にデザインされた作品の数々。
▲ 午東洞・音の道の華やかなウォールアートと壁にデザインされた作品の数々。

 「午東洞・音の道」は、馬山の慶南銀行の横から午東洞交差点までつながっている。入口にはラッパとホルンをかたどったゲートが設けられ、人が通ると、ゲートに取り付けられたセンサーがそれを感知して『梧桐秋夜』などの音楽が流れる仕組みになっている。

 道の両側の壁には、午東洞という地名の由来をはじめ、街の歴史を紹介する写真や工芸品などが飾られており、道行く人々の目を楽しませてくれる。これまでの壁を濃い青や黄色など原色で塗り直し、華やかなイメージに生まれ変わらせた。また、この地域で活動した画家の故・ヒョン・ジェオさんの作品を、馬山・倉洞芸術村で活動するアーティストたちがウォールアートとして再現しており、路地を歩きながら美術展鑑賞のような気分も味わえる。

 とりわけ、狭い路地では歩行者の目線が下を向きがちになることを考慮し、地面も舗装し直した。暗かった路地には明るい照明が取り付けられ、監視カメラも設置された。

「午東洞・音の道」の夜の様子。
▲ 「午東洞・音の道」の夜の様子。

 このほか、「午東洞・音の道」と共に推進してきた「富林市場・デザインの道」「倉洞商店街・光の道」も完成に向けて急ピッチで工事が進められている。

 「富林市場・デザインの道」には自動ドアが設置され、ウォールアートを鑑賞できるほか、買い物客にとって便利な施設も設けられている。また、LED(発光ダイオード)を使った看板、安全のための照明を設置し、コンクリートの地面をカラフルな模様で塗り替えたほか、監視カメラの設置工事も進んでいる。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース