インタビュー:コ・ジュニ、結婚観を語る

インタビュー:コ・ジュニ、結婚観を語る

 入隊前の男性スターに聞きづらい質問は、軍入隊に関する質問だ。それと同じぐらい、女優たちに言い出しにくい質問が結婚の話題だ。そのため、コ・ジュニと会って開口一番、「申し訳ないが」とぎこちなく話を切り出した。

 映画『結婚前夜』(ホン・ジヨン監督)は、結婚を1週間後に控えた4組のカップルを通じて、マリッジ・ブルーを軽妙に描いた作品。それだけに、映画の話をする上で外せないのが結婚の話だ。コ・ジュニは「結婚に関する質問をたくさん受けた。制作発表会、メディア試写会で一番聞かれたのが『結婚について考えているか』『ペアを変えるなら?』という質問」とクールに答えた。

 後々聞かれる結婚の話、また同作でコ・ジュニが演じなければならないダンスシーンに対するプレッシャーなど、さまざまなマイナス要素があったが、コ・ジュニは『結婚前夜』を選んだ。あれこれ計算せず、同作を選んだのは、面白いシナリオと女性監督ホン・ジヨンに対する信頼、ロマンチック・コメディーに挑戦してみたかったという気持ちからだという。

 コ・ジュニは最初にシナリオを読んだとき、現実的な問題にぶつかり、ケンカ続きのイラ&デボク(イ・ヒジュン)より、ジュヨン(キム・ヒョジン)とテギュ(キム・ガンウ)の姿が心に響いたという。「私が結婚の準備をしていないため、女性としてより共感できたのだと思う。それに、私はやや過去にこだわるタイプでもあるし」

 しかし、嫁姑問題から婚前妊娠、ロッキングチェアをめぐる口げんかなど実感できるエピソードで、結婚を控えたカップルや、その過程を無事に(?)乗り切ったカップルの間で話題に上るカップルは、コ・ジュニとイ・ヒジュンだった。コ・ジュニも「(キャラクターについて)相談したというより、周りから話をたくさん聞いた。結婚は本当に式場に入ってみなければ分からないって」とし、前日母親に聞いたり、あるいは友人から聞いたという話をした。

 それにもかかわらず、女性たちが抱く結婚のロマンについて、コ・ジュニは「女性なので抱くのは当然」とはにかんで答えた。「私は良妻賢母のように幸せに暮らしたい。子どもと一緒に散歩もしたいし。大きなファンタジーがあるのではなく、ささいな日常のような…」

 ドラマ『野王』『追跡者(チェイサー)』などの作品を通じて、コ・ジュニにはスタイリッシュな都会の女性の華やかなイメージがある。また、バラエティー番組『私たち結婚しました』で見せた、ファッショニスタらしい一面も話題となった。しかし、コ・ジュニは自分が行きたい新婚旅行先として、済州島を挙げた。「どちらにせよ、その人と一生生きていくのだから、ゆっくりとあちこち一緒に旅するのがいい。ある意味、現実に妥協しながら生きていると思う。でも、ゆっくりするのが、むしろ幸せな人生に近づくのではないか」

 コ・ジュニに結婚に対するロマンではなく、現実的な結婚について聞くと「いつごろ結婚しなきゃ、ということより、35歳までには子どもがほしいと思っている」と答えた。続けて「理性的に考えたとき、イラのセリフのように『一人の男性と全てのことを共にできるだろうか』と思う一方で、子どもがすごくかわいく見えるときがある」と話し、女性としての一面を見せた。

インタビュー:コ・ジュニ、結婚観を語る

◆コ・ジュニ、グラビアギャラリー

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チョ・ミョンヒョン記者
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