渡り鳥の飛来が圧巻、注南貯水池渡り鳥祭り /昌原

 数え切れないほどの冬の渡り鳥が群れになり、空を埋め尽くすように飛来する。その姿は壮大で、実に驚異的だ。

 このように壮大な渡りを見ることができる「注南貯水池渡り鳥祭り」が12月7日から9日まで、慶尚南道昌原市の注南貯水池で開催される。「貯水池! そこに宿る命を訪ねて」をテーマに開催される今回の祭りは、注南貯水池を中心に生息する渡り鳥・水生昆虫・植物・人々にスポットライトを当て、生態環境の大切さを紹介するために企画された。

注南貯水池上空を飛ぶ冬の渡り鳥。
▲ 注南貯水池上空を飛ぶ冬の渡り鳥。

 注南貯水池は広さ602ヘクタールという広大な渡り鳥の聖域だ。

 冬になると、注南貯水池では20種余りの韓国の天然記念物や環境部(省に相当)指定絶滅危惧(きぐ)野生動植物のトモエガモのほか、40種以上のさまざまな冬の渡り鳥が間近で見られる。

注南貯水池で見られる冬の渡り鳥、マナヅル。
▲ 注南貯水池で見られる冬の渡り鳥、マナヅル。

 祭りの会場には、鳥をテーマにしたオブジェやフォトゾーン、淡水魚展示館、注南生態研究家による水生昆虫・植物写真展、昌原郷土資料展示館の注南貯水池80年史といった生態展示ブースが設置される。

 また、プログラムでは公募により選ばれた「渡り鳥祭りミッションを探せ!」「渡り鳥ゴールデンベルクイズ」「野生動物保護写真展示」「気候変動対応体験」「訪ねていく移動鳥類館」「工芸・農耕文化体験」などが企画されている。また、地域住民による「伝統芸能広場」「郷土資料展示企画展」「農耕文化体験」などもある。

昨年の注南貯水池渡り鳥祭りで、渡り鳥にえさをやる人々。
▲ 昨年の注南貯水池渡り鳥祭りで、渡り鳥にえさをやる人々。

 さらに、200インチという大型スクリーンで躍動感あふれる渡り鳥の様子、ライブ・バードウォッチング、生態ドキュメンタリーが上映されるなど、祭り会場では臨場感あふれる楽しい企画が盛りだくさんだ。

※関連情報
-イベント:第6回注南貯水池渡り鳥祭り
-テーマ:貯水池!そこに宿る命を訪ねて
-期間:2013年12月7日(土)-9日(月)
-場所:慶尚南道昌原市義昌区東邑 注南貯水池一帯
-お問い合わせ:ホームページ(http://www.junam.kr)、電話(055-212-5102)

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