世界の最新ヨットが昌原に、「韓国国際ボートショー」

 最新の工法と材料、科学が融合した国内外のヨット約150隻と関連用品が、慶尚南道昌原市にやって来る。

 昌原市は、今月28日から12月1日にかけて昌原コンベンションセンター(CECO)で「第7回大韓民国国際ボートショー」を開催すると発表した。このボートショーは昌原市、慶尚南道、慶南テクノパークが共同で開催する。

▲昨年のボートショーで、昌原コンベンションセンターに展示されたボート。
▲ ▲昨年のボートショーで、昌原コンベンションセンターに展示されたボート。

 20カ国から150社が出展する今回のボートショーは、慶尚南道の未来の新たな成長動力となり得る造船・海洋部門のレジャー船舶産業をいち早く制し、中小の造船企業の育成基盤を造成することが主な目的だ。

 また「バイ・マリン(Buy Marine)」をテーマに、企業間取引(B2B)専門の展示会も行われる。この企業間取引では、海外のトップ企業と韓国企業との交流を通じ、先端技術の移転や輸出拡大を目指す。

 1対1の購買商談会だけでなく、韓国国内の海洋レジャー産業育成に向けて、世界の海洋レジャー産業市場のトレンドや新技術を学ぶビジネスプログラム「環太平洋海洋レジャー産業機資材部品カンファレンス(会議)」も開催される。このほか、マリーナ(ヨットやボートなどの停泊施設)に関する国際的な専門家を育成するために、オーストラリア・マリーナ協会による専門家養成プログラム「MIAマリーナ教育」も実施される。

▲韓国企業のブースを回って商談に臨むバイヤーたち。
▲ ▲韓国企業のブースを回って商談に臨むバイヤーたち。

 ステージではヨットの製造に関する専門家育成のための「全国ヨット模型船設計・競演大会」や、海洋レジャーに関する専門的な人材をその場で採用する就職相談会も行われる。同時にカヌーやカヤック、水上自転車、ディンギーヨットなどを体験できるイベントや、海洋をテーマにした公演も行われる予定だ。

 特に今回のボートショーにはオーストラリア海洋産業協会やスペイン海洋産業協会など海外の海洋協会のほか、世界の海洋産業界に影響力を持つとされる国際海事産業協会評議会(ICOMIA)のピーター・メスベン会長など海外の大物が複数参加する。また、約2200人に上る国内外のバイヤーが一堂に会する機会ということで、関心が集まっている。

 この6年間で韓国で開催された国際ボートショーには、国内外のバイヤーなど計44万6000人以上が来場した。また、総額3995億ウォン(約380億円)相当、計5294件の商談が行われ、499件の契約(総額811億ウォン=約77億円)が結ばれた。

▲昨年、昌原市鎮海区の海に展示されたボート。
▲ ▲昨年、昌原市鎮海区の海に展示されたボート。

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