韓国を訪れる外国人は、仁川国際空港か金浦国際空港から入国するケースが多い。
空港からソウル中心部に移動する際には、交通手段としてタクシー、バス、地下鉄の中から一つを選ぶことになる。
最近ではこのうち空港鉄道を利用する外国人が増加している。空港鉄道利用客の10人に2人は外国人との分析結果があるが、これは空港鉄道の運行時間が正確な上、安全で、二つの国際空港(仁川、金浦)とソウル中心部を最短時間で移動できるためだ。
空港鉄道はソウル駅-仁川空港駅の全長58キロで、所要時間は各駅停車で53分、仁川空港からソウル駅までノンストップの直通電車(全席指定の高級列車)で43分。金浦空港駅からソウル駅まではわずか20分だ。
空港鉄道は、観光名所として人気の高い「弘大エリア」に近い弘大入口駅を通るため、このエリアを観光するのにも便利だ。
韓国を出国する際も空港鉄道が便利だ。特に、ソウル駅には都心空港ターミナルがあり、仁川国際空港から出国する場合にはここで搭乗手続きと出国審査を受けられるため、体一つで身軽に空港まで移動できる。ただし、このサービスはソウル駅から仁川空港までのノンストップ直通列車を利用する乗客に限られている。
都心空港ターミナルに入っている航空会社は大韓航空、アシアナ航空、チェジュ航空の3社。コードシェア便の航空券の場合はこのサービスは原則として利用できないが、アシアナ航空はコードシェア便の航空券でも搭乗手続きなどのサービスを行っている。
ソウル駅-仁川空港駅間の片道運賃はノンストップ直通列車が8000ウォン(約760円)、各駅停車は通常の交通カード(プリペイドカード)使用の場合が3950ウォン(約370円)、1回用交通カード購入時は4050ウォン(約380円)+デポジット500ウォン(約47円=下車駅で返金)。詳しい内容は日本語ホームページで確認できる。