今年下半期、ほかのスターたち以上の強い覚悟で映画やドラマに臨む4人の俳優がいる。チュ・ジフン、イ・ドンゴン、カン・ドンウォン、チョン・ジョンミョンだ。
皆トップスターだが、それぞれの理由で長い間作品から遠ざかっていた4人の新作、そしてその裏話とは…?
■ドラマ『メディカル・トップチーム』チュ・ジフン
ドラマ『魔王』『宮-Love in Palace-』などで次世代の韓流スターとして浮上したチュ・ジフンは2009年、麻薬使用容疑で在宅起訴され、懲役6月、執行猶予1年、社会奉仕120時間という判決を受けた。
その後、2010年に入隊、真面目に軍隊生活を送ったチュ・ジフンは2012年に除隊、映画『私は王である!』、ドラマ『蒼のピアニスト』に出演したが、期待していたほどの反応は得られなかった。
そんなチュ・ジフンが、ドラマ『メディカル・トップチーム』でおよそ1年ぶりにお茶の間に帰ってきた。
温かさと冷たさを持ち合わせた内科科長、ハン・スンジェ役を演じるチュ・ジフンは、特有の重低音の声とシニカルな表情でカリスマをアピール。毎回吸引力のある完璧な演技を繰り広げ、視聴者たちは思わずため息をもらしている。
『メディカル・トップチーム』制作発表会で人並みならぬ覚悟を示したチュ・ジフンの演技がドラマの成功に結びつくのか、期待される。
■ドラマ『未来の選択』イ・ドンゴン
ドラマ『未来の選択』(KBS第2)でお茶の間に帰ってきたイ・ドンゴン。
2012年3月28日に除隊後およそ1年半ぶり、2008年のドラマ『ラブ・トレジャー~夜になればわかること~』以降、約5年ぶりの作品だ。
10月10日、『未来の選択』制作発表会で空白期間が長かったことについて聞くと「(演技に対する)欲はあったが、作品を選ぶのに時間がかかった。この作品に出演することになり本当にうれしいし、感謝している」と語った。作品を決めるのが容易ではなかったというわけだ。
『未来の選択』は10月14日にスタート。原則主義者のアナウンサー、キム・シン役を演じているイ・ドンゴンの熱演が、ドラマへの集中度を高めている、という反応がみられる。5年ぶりのドラマ出演だが、しっかりした演技力、これまでの作品では見られなかった新鮮な姿が視聴者の期待感を高めており、ユン・ウネやジョン・ヨンファ(CNBLUE)と息を合わせ、これまで以上に人気を集めることが期待される。