人気俳優チュウォン(26)が恋の悩みを打ち明けた。今月8日に終了した月火ドラマ『グッド・ドクター』(KBS第2)で視聴者に愛されたチュウォンは15日午後、ソウル市江南区の飲食店でインタビューに応じた。心を開いてリラックスしたやり取りを続けるうちに、20代後半に入った男性としての実像を知りたくなった。
「芸能界デビュー後に恋をしたことがあるか」と質問すると、チュウォンは残念そうな顔をして「一度もない」と答えた。そして「片思いは経験したような気がする」と話し、目をパチクリさせた。どんな思い出のかけらがチュウォンの胸をチクッと突いたのかは分からないが、過去の記憶を一生懸命たどっているように見えた。
俳優として活動する前はもちろん、チュウォンも普通の恋をしたことがある。今、それが難しくなったのは「芸能人になったから」という単純な理由だけではない。年を取れば取るほど、なぜか純粋さをなくしていっているような気がするそうだ。そして、そんな自分を見ると「恋って難しいんだな」と思ったという。
「もう僕も昔のように純粋ではないのかも。状況を考えるようになったり、計算するようになったりして…。ひたすら前を見て突き進むような恋はもうできないだろう。怖くなった。『そろそろ恋ができそうだ』というタイミングは分からない。恋が怖いという気持ちを消し去ってくれるような人が現れないかな」。チュウォンはそう言って笑った。
リアルの世界では恋になかなか勇気を出せないチュウォンのためだろうか。『グッド・ドクター』でおとぎ話のようなラブロマンスを演じたチュウォンが、今度はミュージカル『GHOST』で歌手IVYと共演する。米国映画『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990年)を原作とするミュージカルで「完全なる愛」を披露するのだ。
今回の『グッド・ドクター』だけでなく、『製パン王キム・タック』(2010年)、『烏鵲橋の兄弟たち』(11-12年)、『カクシタル』(12年)、『7級公務員』(13年)などドラマに出演するたびに大ヒットさせるという「視聴率男」チュウォンだが、このほどレギュラー出演していたバラエティー番組『ハッピーサンデー』(KBS第2)の人気コーナー「1泊2日」を降板し、来年6月まではミュージカルに専念する予定だ。