秋の夜を彩るフェスティバル /昌原

 韓国の南東部に位置する慶尚南道昌原市では、実りの秋に華やかな祭りが開催される。昌原の秋の夜長を彩る「2013昌原フェスティバル」は10月19日と20日の二日間、昌原広場で行われる。

 今回のフェスティバルは「鉄の夢、輝く地・昌原、世界へ未来へ」がテーマ。これは、鉄の主な生産地として知られてきた昌原が機械・産業都市ではなく、環境と人間が共存する「環境都市」へと生まれ変わっていく過程を紹介するものだ。

2012年10月、昌原市内の中央大路で行われたパレード(前回のフェスティバルの様子)
▲ 2012年10月、昌原市内の中央大路で行われたパレード(前回のフェスティバルの様子)

 開幕日の19日は午後5時から約2時間にわたりパレード(中央大路、約1キロ)が行われる。このパレードは52チーム、合計6000人余りが参加する大規模なイベントだ。

 特にこの日は一般市民だけでなく、世界各国からやって来た外国人客や多文化(国際結婚)家庭の人々も参加し、交流の場を持つ。民族衣装や個性的な飾りでそれぞれの魅力をアピールするということで楽しみだ。

 パレードが終わると、中央大路には夜間照明を生かした「光のテーマ通り」が登場する。この催しはフェスティバルが終わる20日夜11時まで行われる。

昌原フェスティバルは外国人観光客や多文化家庭など誰でも参加できる
▲ 昌原フェスティバルは外国人観光客や多文化家庭など誰でも参加できる

 ほかにもさまざまなカルチャー・イベントが企画されている。昌原広場隣・竜池公園での「昌原ダンススター・歌謡スターコンテスト」をはじめ、市民が気楽に楽しめる「昌原ラブ&ハーモニー祭り」などが行われ、冶金(やきん)体験ブースもお目見えする。

 また、料理の腕前が試せる料理コンテスト「食文化祭り」や、企業の社会活動展示・販売コーナーも設置される。

 昌原市の関係者は「今回の祭りでは慶尚南道庁から昌原市庁までの中央大路が交通規制され、昌原広場付近も渋滞が予想されるため、フェスティバル来場者の皆さんは公共交通機関や昌原市営レンタル自転車システム『ヌビジャ』を利用してほしい」と呼び掛けている。

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