日本の人気スター、福山雅治が釜山を訪れた。
第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を獲得した是枝裕和監督の『そして父になる』を引っさげ、初めて韓国を訪問した福山雅治は、映画『容疑者Xの献身』の主人公として、韓国でもよく知られている。
5日に釜山市内のホテルで会った福山雅治は「アンニョンハセヨ」と韓国語であいさつし、記者を温かく迎えた。そして釜山国際映画祭に出席した感想について「映画に対する情熱がフランス・カンヌにも増してここまで熱いとは思わなかった。昨日海雲台でオープントークに参加したが、熱気がすごくて寒さを忘れてしまったくらい」と語った。
『そして父になる』で共演した子どもたちと開幕式のレッドカーペット・イベントに出席し、ファンに深い印象を与えた福山雅治は「子どもたちがいたから全く緊張しなかった。子どもたちの動きに気を使っていたので、自分が格好よく見せようとか思いもしなかった。ははは」とコメント。
40代の福山雅治が6歳の子どもの父親になるということだけでもファンの好奇心を刺激した映画『そして父になる』にキャスティングされたとき、福山雅治は「父親らしく見えず、とても悩んだ」という。「監督は、タイトル通り父親になっていく過程を描く映画だから大丈夫だと言ってくださった。子どもたちは弱い存在で、いつも守ってってあげなければならないと思い、この作品を撮影中、自分より子どもたちに神経を使った。子どもたちがリラックスできれば、カメラワークやポジショニングも容易に変えることができるほど」