<インタビュー>日本人いる多国籍バンドHemenway 個性きらり 

<インタビュー>日本人いる多国籍バンドHemenway 個性きらり 

【ソウル聯合ニュース】韓国系米国人2人(アイザック、チャーム)と日本人2人(オガチン、トシ)という国際色豊かな「多国籍ロックバンド」のHemenway(ヘメンウェイ)が16日までに、ソウル市内でインタビューに応じ、音楽への熱い思いや今後の計画について語った。

 4人は音楽名門の米バークリー音楽大学出身。米国で活動していたアイザック(ボーカル&ギター、26)とチャーム(ギター、26)が2010年、東京でオガチン(ベース、34)、トシ(ドラム、32)と再会したことをきっかけにバンドを結成した。日本で11年に1stシングル「Listen」をリリースしてメジャーデビュー。今年は1月から10カ月連続というシングル配信企画を実施中だ。11月にはその集大成として、東京・Shibuya eggmanでワンマンライブを行う。韓国と日本、米国の感性を併せ持つ個性派バンドとして活動を広げている。

 アイザックとチャームは幼いころに渡米。日本文化に接する機会が多く、日本語も堪能だ。2人ともJ-ROCKの影響を受けたという。

 Hemenwayは今回、15日に開かれた両国最大の民間交流イベント「韓日交流おまつり2013 in Seoul」に出演するため来韓した。2回目となる韓国でのライブに「日本のお客さんは皆で盛り上がるんですが、韓国は個人個人が自由に(楽しんで)盛り上がると感じました」(アイザック)と感想を話した。

 「多国籍バンド」だけに、ライブではロックバンド「ラルク・アン・シエル」のカバー曲を韓国語を交えて披露し、観客を喜ばせた。「ミュージシャンだし、音楽以上のことをしようと思ってはいません。お客さんの中で誰が韓国人で誰が日本人だったか分からなかったし、皆に向けて音楽をやっただけで、それで皆が仲良くなればいいなという思いがあります」(チャーム)。

 今後の活動については、「日本だけでなく、いろんな国にいけたらいいなと思います」と口をそろえる。「僕たちの強みだと思います。日本語、韓国語、英語ということで、ほかのバンドにはできないのは確実。そこをどう生かしていくかが課題です」(チャーム)と意欲をみせた。

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