免税店が韓流アイドル戦争

免税店が韓流アイドル戦争

 韓国国内の各免税店では韓流ブームをリードするアイドルたちを多数イメージキャラクターに起用、日本や中国からの観光客を取り込んでいる。

 新世界免税店では7月10日、第1号イメージキャラクターに男性アイドルグループBEASTを選んだ。

 免税店による「韓流マーケティング」の元祖は、2003年にペ・ヨンジュンをイメージキャラクターに抜てきしたロッテ免税店だ。同店は当時、ドラマ『冬のソナタ』で多くの日本人ファンを獲得したペ・ヨンジュンを前面に押し出し、観光とエンターテインメントを結合した「エンターツアーメント」という新しいマーケティングを開始した。

 韓流文化を体験しようと、韓国を訪れる日本や中国の観光客の反響は大きかった。

 ロッテ免税店は現在、韓流スターのチャン・グンソク、SUPER JUNIOR、2PM、ヒョンビン、チェ・ジウ、ソン・スンホン、キム・ヒョンジュン、中国語圏のトップ女優リン・チーリン、日本で活動するアイドルグループ超新星をイメージキャラクターに起用し「ロッテ免税店ファミリー」を構成している。

 ホテル新羅が運営する新羅免税店も、韓流スターの東方神起とf(x)のビクトリアをイメージキャラクターに起用、サイン会など韓流マーケティングを積極的に展開している。

 免税店業界の関係者は「日本や中国など外国人観光客の消費は免税店の売り上げで大きな割合を占めるだけに、各免税店は海外で知名度の高い韓流アイドルや韓流スターを積極的にイメージキャラクターに起用している。海外進出に興味のあるスターたちと、スターたちを通じて消費者を獲得しようという各免税店の利害関係が一致し、ウィンウィン(win-win=双方に利益がある)関係で結び付いている」と語った。

免税店が韓流アイドル戦争

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