【ソウル聯合ニュース】忙しいスケジュールの合間を縫って真面目に大学の授業に出席し、卒業を迎えた芸能人がいる。
慶熙大学のポストモダン音楽学科に通う人気アイドルグループSUPER JUNIORのキュヒョンと、解散したガールズグループSee Yaの元メンバーで現在ソロ活動中のキム・ヨンジが、21日に開かれる同大の学位授与式で卒業証書を受け取る。
ほかの芸能人とは違い2人が注目を受ける理由は、90%を超える出席率だ。特に、キム・ヨンジは平均成績がB以上となった。
2人は卒業に必要な130単位を全て満たしただけでなく、自身の活動に関するテーマの論文と作品集を提出し、教授らから評価された。
卒業演奏会など学校行事や公演にも必ず参加した。昨年12月に開かれた卒業演奏会では、キュヒョンが同期の仲間と共に歌を披露し、その動画がインターネットで話題になった。
キュヒョンは、芸能人の特例で入学していれば気楽に通えたが、一般の学生と同じように大学修学能力試験(日本のセンター試験に相当)を受けて入学したため「大学に対する愛着が大きい」と話した。授業の前日には学校の近くに住む友人の家に泊まり、授業が終わると友人らとの自主学習に参加したという。
キュヒョンは大学で学んだことが歌手活動を支える大きな力になったと大学生活を振り返りながら、同期との別れを惜しんだ。
キム・ヨンジは2007年に同大入学後、芸能活動を理由に1年半休学したことを除いては、学業優先の生活を送ってきた。最後の学期には芸能活動を中断し、学業に専念した。
See Yaでボーカルを務めたキム・ヨンジが自分で編曲した曲や作詞作曲に関わった曲について書いた論文と作品集は、教授たちの間で評判になった。
学生生活について、「周囲の人たちは私が大学生活に適応できるか心配したが、友人たちの助けを得て卒業できることになった」と話した。
同学科のイ・ウチャン教授は「芸能人は入学しても真面目に通わないケースが多いが、2人は違った。今後も誠実な態度で芸能活動を続けてほしい」と話した。