ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』(2003年)などで知られる女優イ・ヨンエさんが、非武装地帯(DMZ)について全世界に知らしめる「DMZ平和大使」に任命された。
イ・ヨンエさんは13日、民間人統制区域である京畿道漣川郡のヨンガン橋で、金文洙(キム・ムンス)京畿道知事からDMZ平和大使任命状を受け取った。また、結婚で韓国に移住した外国出身の女性や退役軍人らと共にウオーキング・イベントにも参加した。イ・ヨンエさんは今後、DMZの生態系保全や韓半島(朝鮮半島)の平和交流・発展のための各種広報活動に携わる予定だ。
京畿道は、イ・ヨンエさん南北間の共同警備区域を舞台にした映画『JSA』(2000年)に出演していることからDMZとも縁があり、平和大使に任命することになった、と説明している。イ・ヨンエさんは韓流スターとして知名度が高いため、平和や生態系を保つ空間となっているDMZを世界に知らしめるのにふさわしい人物として期待しているとのことだ。
また京畿道は同日、坡州と漣川で現場担当室長・局長会議を開き、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が5月に米国議会の演説で提案した「DMZ平和公園」について漢江河口-坡州-漣川-鉄原-高城の休戦ライン一帯を「DMZ世界平和公園ベルト」として結ぶ構想を示した。