世界に羽ばたく真の韓流スター、イ・ビョンホンの全て

世界に羽ばたく真の韓流スター、イ・ビョンホンの全て

 イ・ビョンホンは1970年7月12日に京畿道城南市で生まれ、89年に漢陽大学(安山キャンパス)に入学、仏語・仏文学を専攻した。

 俳優という職業については全く関心がなかったが、大学在学中に母親の勧めでKBS公開採用オーディションを受けて合格、その将来性を見いだされた。

 91年にKBS第14期公開採用タレントとして俳優の道を歩み始め、『明日は愛』(92)、『太陽が昇る日』(同)、『アスファルトの男』(95)、『美しい彼女』(97)、『白夜』(98)など多くのドラマにメーンキャストとして出演した。

 中でも、それぞれ心の傷を抱えて生きる若者4人の人生と愛を描いたドラマ『美しき日々』(2001)は平均視聴率30%以上をマークして大ヒット、主演のイ・ビョンホンはもちろん、共演したチェ・ジウ、リュ・シウォン、イ・ジョンヒョン、シン・ミナをトップスターにした。

 そして03年の『オールイン 運命の愛』で主人公キム・イナを演じ、平均視聴率40%以上、最終回視聴率49%を記録、韓流スターとしてその名をはせた。

 映画出演も多い。デビュー当初は『誰が俺(おれ)を狂わせるのか』(95)、『地上満歌』(97)、『我が心のオルガン』(99)などに出演したが、人気はそれほど出なかった。だが、パク・チャヌク監督の映画『JSA』(2000)で観客動員数583万人の大ヒットを飛ばし、イ・ビョンホンは一躍スターダムにのし上がった。

 その後は映画『バンジージャンプする』(00)、『純愛中毒』(02)、『甘い人生』(05)、『夏物語』(06)、『グッド・バッド・ウィアード』(08)、『G.I.ジョー』(09)、『悪魔を見た』(10)、『王になった男』(12)、『G.I.ジョー バック2リベンジ』(13)などで俳優として確固たる地位を築いた。

 イ・ビョンホンが本格的にハリウッド進出を開始したのは05年だ。

 同年の第58回カンヌ国際映画祭非コンペティション部門に映画『甘い人生』が招待されて上映されると、米国ハリウッドのトップ・エージェンシーCAAがイ・ビョンホンに注目、正式契約を結んだ。そして、映画『G.I.ジョー』のストームシャドー役で出演を果たす。

 原作のストームシャドーはマスクがトレードマークの登場人物だが、「韓流スター」イ・ビョンホンの人気と演技力を高く評価した監督は思い切ってマスクを取って顔を出させ、異例の成功を収めた。

 第1作のヒットで続編『G.I.ジョー バック2リベンジ』にも出演を果たし、さらにこのとき共演したブルース・ウィリスとの縁で『REDリターンズ』の殺し屋ハン・ジョベ役にもキャスティングされた。確実にハリウッド俳優として一歩ずつ成長している。

 イ・ビョンホンのこうした歩みは、1・2本のヒットで人気をつなごうとするほかの韓流スターたちとは違い、常に自分の限界に挑み、絶えず研究し努力を積み重ねた結果だと言える。

 8月10日に女優イ・ミンジョンと結婚式を挙げるイ・ビョンホン。今後は夫として、そして一家の大黒柱として新たなスタートラインに立つことで、どのような姿を見せてくれるのか楽しみだ。

◆イ・ビョンホン、グラビアギャラリー

イ・デドク記者
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