【取材メモ】チョン・ウソン、3年ぶりの映画でニコニコ

【取材メモ】チョン・ウソン、3年ぶりの映画でニコニコ

 6月19日、映画『監視者たち』メディア試写会・記者懇談会。

 いつも口数が少なくぶっきらぼうなイメージの俳優チョン・ウソンが普段と違った姿を見せ、報道陣を驚かせた。

 記者懇談会では共演者のソル・ギョングやハン・ヒョジュが質問に答えるのに合わせて「補足説明役」を買って出るなどイメージチェンジ。いたずらっぽい口ぶりや高らかな笑い声で報道陣の笑いを誘った。

 チョン・ウソンがこのように明るい一面を見せたのはなぜだろうか? それは今回の作品が3年ぶりの映画出演作だからだ。

 6月4日に行われた『監視者たち』制作発表会の会場では、映画に出演した理由を次の通り語っていた。

 「2010年以降は映画を撮っていない。この3年間、親しい俳優仲間たちが映画に出演して試写会場で舞台あいさつするのを見たり、大きなスクリーンいっぱいにほかの俳優たちの顔が映し出されるのをどれだけうらやましく思ったことか。自分があのスクリーンの中にいなければならないはずなのに、そうでない自分が情けなく思えたこともあった」

 チョン・ウソンは2008年の『グッド・バッド・ウィアード』以降、韓国映画には出演していなかった。09年に『きみに微笑む雨』『レイン・オブ・アサシン』に出演しているが中国資本の作品で、韓国人俳優とは共演できなかった。

 今回久しぶりのスクリーン復帰ということで、演技でも変身を図りたいと考えていたチョン・ウソンは、『監視者たち』の台本を読んで主演でない、しかも悪役のジェームズを自ら希望した。

 撮影は主にソウル市で行われたが、真冬のマイナス20℃という寒さに耐え、30階建てビルの屋上でのアクションシーンも体当たりで臨んだという。

 満を持してメディア試写会を迎えたところ、評判は上々。こうした反応にチョン・ウソン自身も喜びを隠せない様子で、試写会でも終始笑顔だった。

 チョン・ウソンの情熱に、演技派俳優ソル・ギョング、ハン・ヒョジュの持つパワーが加わった映画『監視者たち』。果たして興行成績をどこまで伸ばせるか楽しみだ。

◆チョン・ウソン、グラビアギャラリー

イ・デドク記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース