昌原市、メキシコ第2の都市グアダラハラと姉妹協定

 慶尚南道昌原市は今月3日、メキシコ第2の都市グアダラハラと、経済・文化・教育・観光分野に関する姉妹都市協定を締結した。

 昌原市の朴完洙(パク・ワンス)市長は同日、グアダラハラ市庁舎を訪問し、同市のラミロ・エルナンデス市長と姉妹都市協定を締結。グアダラハラ市はメキシコ中西部にあるハリスコ州の州都で、面積187.9平方キロ、人口158万人を擁するメキシコ第2の都市で、情報通信産業の中心地でもある。

 この日の協定締結により、両市は相互の発展と繁栄のために経済・文化・教育・観光といった共通の関心分野でさまざまな交流や協力を行うことになる。

今月3日、昌原市の朴完洙市長がメキシコ・グアダラハラ市庁舎で同市のラミロ・エルナンデス市長と「経済・文化・教育・観光分野での姉妹都市協定」を締結し、写真撮影に臨んだ。
▲ 今月3日、昌原市の朴完洙市長がメキシコ・グアダラハラ市庁舎で同市のラミロ・エルナンデス市長と「経済・文化・教育・観光分野での姉妹都市協定」を締結し、写真撮影に臨んだ。

 また、国際教育都市連合(IAEC)の常任理事都市でもある昌原市は、今回のグアダラハラ市との協定が中米地域に波及し、昌原市が世界的都市として飛躍するきっかけになるとみている。

 特に、昌原市の公営レンタサイクル制度「ヌビジャ」とグアダラハラ市のメトロバス制度(連節バスなどを利用したバス高速輸送システム)は、二酸化炭素排出量を減らし、市民の暮らしの質を高めるという同じ目的を持って運営されている。このため、環境政策での交流・協力を通じた相互発展に大きな期待が寄せられている。

 グアダラハラのエルナンデス市長は「両市のさまざまな交流が、経済発展と共同繁栄の土台になることを願う」と述べた。

今月1日に行われた国際市長フォーラムで講演する朴市長。
▲ 今月1日に行われた国際市長フォーラムで講演する朴市長。

 これに対し朴市長は「両市の緊密な交流・協力は非常に意義深いこと。今後、両市が互いの信頼と友情を基に、国際的なパートナーとして共に繁栄・発展することを期待している」と語った。

 一方、朴市長は協定締結に先立ち、1日に米国コロンビア大国際会議室で行われた国際市長フォーラム(コロンビア大国際公共政策大学院〈SIPA〉主催)に出席し、招へい講演を行った。

 また、講演前に朴市長は、C40(大都市気候先導グループ)会長のマイケル・ブルームバーグ・ニューヨーク市長の招請でニューヨーク市庁舎を訪問。両市長は会談の席で昌原市の環境政策をはじめ、気候変動対策や両都市間の友好協力案について意見を交わした。

朴完洙・昌原市長と、マイケル・ブルームバーグ・ニューヨーク市長。
▲ 朴完洙・昌原市長と、マイケル・ブルームバーグ・ニューヨーク市長。

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