イ・ヨンエ、名誉毀損で告訴される

肖像権使用契約めぐりとばっちり

イ・ヨンエ
▲ イ・ヨンエ

 女優イ・ヨンエさん(41)=写真=が名誉毀損(きそん)で刑事告訴されるという事態が起こった。ある食品会社がイさんの肖像権を委任する業者と結んだ契約が問題になり、とばっちりを受けたのだ。

 法曹界の関係者が10日語ったところによると、元歌手で実業家のA氏は今月9日「イさんの肖像権の使用を委任された会社と正当な契約を交わしたにもかかわらず、イさん側が『権利がない会社と契約した』と主張し、名誉を傷つけられた」として、イさんをソウル中央地検に告訴したという。

 A氏はまた、イさんの肖像権の使用を許可された会社のH社長も詐欺容疑で告訴した。2008年からキムチ販売業を営んでいたA氏は2011年3月、H社長の会社との間で「イさんが出演したドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』のイメージをキムチの宣伝に使用する」という内容の肖像権使用契約を締結した。A氏側は同年4月、この点について報道資料を発表したが、それによれば、韓国内外への販売についてH社長と相談もしたという。ところがイさん側は翌日「肖像権の使用を許可された会社の子会社が、事前の協議を行わず、独断で契約を締結した」として反論する資料を発表した。これに対しA氏は「H社長がイさんの肖像権使用契約を第3者と締結できるようにしたにもかかわらず、イさん側がわれわれの名誉を毀損し、事業を妨害した」と主張した。

 一方、イさん側の関係者は「H社長がイさんの印鑑を偽造し、肖像権使用契約を交わす権利が自分にあるかのようにA氏をだまし、契約書を作成した。イさんとは関係ないことだ」と主張した。

ソン・ウォンヒョン記者
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