イ・スンギ 新ドラマで激しいアクションに挑戦

【ソウル聯合ニュース】「本当に身体を張ったアクションが多いんです。昨年から訓練をたくさん積んで来たのですが、体力的にハードです」――。韓国の俳優兼歌手、イ・スンギが2日、MBCの新時代劇ドラマ「九家の書」(原題)の制作発表会で主演を務める同ドラマについて語った。

 イ・スンギは8日に第1回が放送されるドラマで、半人半獣で生まれたチェ・ガンチを演じる。人間になるために奮闘するチェ・ガンチとして、さまざまなアクションを披露する。

 進行中の撮影について、「ひざまずいたり、闘うシーンが多く、ほかのドラマの倍ほどハードです。でも、撮影後の映像をみると、もっとしっかり演技しないとという気持ちになります」と語った。

 今回は新たな気持ちでドラマに臨んでいるという。昨年、ハ・ジウォンと共演したドラマ「ザ・キング 2ハーツ」が良い経験になった。同ドラマの撮影終盤から「台本に書かれていること以外に、どう登場人物を表現するか」を考えるようになったという。

 これまでは経験や実力の不足をカバーするために懸命に演じていたが、「一生懸命するのは当然のこと」と思うようになったという。撮影現場では韓国芸能界の大御所的存在である俳優イ・スンジェ氏からもアドバイスをもらっている。

 ドラマではMiss Aのスジと共演する。スジは武芸教官タム・ヨウル役を演じる。「タム・ヨウルを本当に愛さないといけません。スジさんは『国民の初恋の人』と言われるが、それを考えると演技が出来なくなります」と、役どころをしっかり演じたいと語った。

 一方、制作発表会では日本の作家、吉本ばなな氏が自身をモデルにした小説を連載するというニュースを明らかにした。

 「吉本氏は癒しが必要な時に私の作品を見てくれると言います。(出演ドラマの)『華麗なる遺産』に出てきたソルロンタン(牛のスープ)屋に行った時の写真を手紙と一緒に送ってくれたことに感謝しています。コンサートやファンミーティングにも来ていただきました」と話した。

 イ・スンギは読書家ではないが、吉本氏の「キッチン」は読んだという。「私をテーマに執筆していただき大変光栄です。実際の私よりも格好よく書いてくださった」と小説について紹介した。

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