『最高だ、イ・スンシン』に韓国の青年団体が噛みつく

『最高だ、イ・スンシン』に韓国の青年団体が噛みつく

 KBS第2の週末ドラマ『最高だ、イ・スンシン』に対し、ドラマのタイトル、主人公の名前の使用禁止を求める仮処分申請が行われた。青年団体DNが10日発表した。

 DNは今月6日、ソウル中央地方裁判所に対し、ドラマのタイトル、主人公の名前の使用禁止を求める仮処分申請を提出。「KBSおよび制作者はイ・スンシンという名称を使用してはならない。国家の名誉には象徴物を含む。大韓民国の公式な象徴物は大極旗などで、イ・スンシンは公式の象徴物ではないがその価値において同等の象徴的存在といえる」と主張している。

 同団体の主張が表現の自由を侵害する点については「通常創作と表現の自由を優先し、制作の現場には権利が付与されることが妥当だ。しかし国家の名誉には象徴物を含む。このような象徴物または象徴物に準ずる価値の毀損(きそん)という面においては、異なる意見を持つ権利や表現の自由によって、それが毀損されることは認めることできない」と主張している。

 今回の仮処分申請について、KBSドラマ制作局長のイ・ガンヒョン氏はスターニュースの取材に応じ「民族の英雄イ・スンシン将軍をさげすんだり、迷惑をかける意図は全くない。『最高だ、イ・スンシン』は逆境に身を置くヒロインのイ・スンシンが不屈の闘志で成功する内容を描いた作品。内容を見もせずに単にドラマのタイトルや主人公の名前に使ったという点だけで問題視していることは残念」とコメントした。

ムン・ワンシク記者
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