インタビュー:ユン・シユンが語る「新・韓流スター論」

インタビュー:ユン・シユンが語る「新・韓流スター論」

 韓国では最近tvNドラマ『隣のイケメン』でのキュートな演技で視聴者に愛され、日本や中国でも人気の俳優ユン・シユンが韓流スターの覚醒を促した。単純に「市場」として意識するのではなく、もう少し理解を深め、現地のファンを「友人」として見て、接しようということだ。

 ユン・シユンは26日、スターニュースのインタビューに対し、「同世代の20代の俳優が、もう少しグローバルな姿勢の新しい韓流スター像を作っていかなければならない」とし、「20代の俳優は状況が悪くても、海外に出ようとする努力をしなければならない。そうしながら、前の世代の韓流スターの先輩とは違う目標意識を持って出ていくべきだ」と話した。

 続けて「単純に海外に出て、手だけ振って帰って来ればいいということではない。韓国ドラマを愛してくださる方々が、単純に韓国ドラマではなく、自分たちの文化の一部と感じ、親しみやすさを感じるようにしなければならない」と主張した。

 そして「これからは韓国もそうだが、国家間においても、一般市民にとっては政治家よりも俳優の影響力が大きくなった。だから、海外に出ても常に責任感を持ち、緊張しなければならない。今は韓国の俳優が韓流の影響で人気を集めているが、いつまでも続くものではない。人気取りにだけこだわっていたら、単純な芸能人と変わりない。海外ファンの信頼を得てこそ、さらに愛されるようになるだろう」と話した。

 また「よく同年代の俳優が韓流ということを考え、言葉から勉強するが、言葉は時間さえ投資すれば自然に上達する。重要なことは、現地のファンを愛する気持ちで接するということ。中国人や日本人に対するとき、『外国人』としか思えないなら、その人たちの前で、僕たちは単純な芸能人にすぎない」と語った。

 ユン・シユンは「『カネ』のことだけを考え、現地のファンを尊重し、愛する気持ちがなければ、すべて偽り。10時間勉強するなら、言葉は5時間で、残り5時間はその国の歴史や文化を勉強するべき。『人』のことを分かっていないで、どうして愛されようとだけ思うのか。僕たちは、直接経験もせずに人の話だけを聞いて『その国の人はこうだったよ』と話したりする。先入観で、海外のファンに対している。俳優の中でも、そんな方たちが存在する」と述べた。

 そして「中国や日本への先入観を壊し、友人になるということが正しいと思う。自分の財布を満たしてくれる消費者として対するのではなく、真心を尽くせば、これから先もずっと真のファンでいてくれるだろう」と話した。

ムン・ワンシク記者
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