クォン・サンウ、スエ、チョ・インソン、ソン・ヘギョ、チャン・ヒョク、イ・ダヘ、イ・ボムス、キム・スンウ…。地上波3局は来年1、2月にトップスターが共演する大作をそれぞれの目玉ドラマとして編成し、スタードダッシュを狙っている。
早くも視聴者の間では、ドラマはもちろん、久しぶりドラマ出演するスターたちの新鮮な組み合わせに期待と関心が高まっている。トップ俳優とスター脚本家、演出家が勢揃いした期待作。激しい戦いが予想される中、最初に笑う主人公は誰になるだろうか。
SBSでは1月14日、クォン・サンウ、スエ主演の『野王』(イ・ヒミョン脚本、チョ・ナムグク、チョ・ヨングァン演出)がスタートする。
全24話の同ドラマは、人気漫画家パク・イングォンの『大物』シリーズ第3エピソードに当たる作品。極貧生活に別れを告げ、ファーストレディーになろうと野望を燃やすダヘ(スエ)と、彼女のためにすべてをささげる純情な男ハリュ(クォン・サンウ)の物語を描く。『野王』の原作者パク・イングォン氏は、『銭の戦争』『レディプレジデント~大物』『熱血商売人』など同名漫画がドラマ化されるたびに成功を収める、最高のストーリーテラーだ。
『レディプレジデント~大物』でコ・ヒョンジョンと共演し、好演したクォン・サンウは、欲望の化身にイメージチェンジしたスエの相手役で出演。原作、台本、演出の3拍子が揃った『野王』への期待が高まっている。
続いて2月には、チャン・ヒョク、イ・ダヘ、オ・ヨンス、キム・ヨンチョル、キム・スンウ、キム・ミンジョン、イム・スヒャンらスター軍団が出演するKBS第2テレビの『IRIS-アイリス-2』(チョ・ギュウォン脚本、ピョ・ミンス、キム・テフン演出)の放送が予定されている。
『チョン・ウチ』の後枠として、2月13日にスタート予定の『IRIS2』は国家安全局(NSS)最高の精鋭メンバーだったキム・ヒョンジュン(イ・ビョンホン)の死から3年後を描く。ペク・サン(キム・ヨンチョル)の背後にいたミスター・ブラックの正体を明かすという内容で、前編に続き大作ドラマとして制作される。
『IRIS』は2009年にイ・ビョンホン、キム・テヒ主演の前編放送当時、平均視聴率30%台を記録するなど、国内外で人気を集めた作品。2010年に人気を博した『チュノ~推奴~』の主演チャン・ヒョクとイ・ダヘのコンビが再び旋風を巻き起こせるか、という点でも楽しみだ。
SBSの水木ドラマ『大風水』の後枠として来年2月にスタートする『その冬、風が吹く』(ノ・ヒギョン脚本、キム・ギュテ演出)は、ソン・ヘギョとチョ・インソンの共演で話題だ。
2005年の『春の日』(SBS)以来7年ぶりにドラマ出演するチョ・インソンと、2008年の『彼らが生きる世界』(KBS第2)以来4年ぶりにドラマ出演するソン・ヘギョ。韓国を代表する美男美女のドラマは注目を集めている。
『その冬、風が吹く』は日本のドラマ『愛なんていらねえよ、夏』の韓国リメークバージョン。人間の本質を見抜いて、愛の価値を問うメッセージを込めた脚本家ノ・ヒギョンと、感性を刺激する映像美やスタイリッシュな演出力に定評のあるキム・ギュテ監督が再びタッグを組む正統派ラブストーリーとしても、ヒットの可能性が高いと見られている作品だ。
ほかにも来年放送されるSBSの『張王貞、愛に生きる』にキム・テヒ、『わたしの恋愛のすべて』にシン・ハギュン、イム・スジョン、MBC『クガウィソ』にイ・スンギ、『7級公務員』にチェ・ガンヒとチュウォン、『百年の遺産』にイ・ジョンジンとユジンらが出演することが相次いで報じられ、ドラマファンの期待を高めている。