キム・ヒョンジュン「また会いたい、と思ってもらえるのが僕の魅力」

キム・ヒョンジュン「また会いたい、と思ってもらえるのが僕の魅力」

 SS501のマンネとして愛されていたキム・ヒョンジュン。グループ活動休止後は、ソロ歌手としてはもちろん、俳優・ミュージカル・MCなどさまざまな分野で活発な活動をしているが、中でも本人が特に思いを強くしているのが「俳優」活動だ。

 『輝ける彼女』に続いて出演したのは、人気漫画家カンプル原作の『あなたを愛してます』。老年世代の恋愛もハートウォーミングな人気作で、映画化(『拝啓、愛しています』)もされ大ヒットした(日本公開12月22日)。この作品で、前作の生意気なトップスター役からがらりと雰囲気を変え、心に傷を持ち一見クールだが、実は温かい心を持つ青年を演じ、俳優としての真価を見せたキム・ヒョンジュンにインタビューした。

―『あなたを愛してます』出演を決めた理由は。

 「この作品の映画を見て、とても感銘を受けました。そんな折、偶然にもオファーをいただき、ぜひやりたいと思い、すぐにOK,しました」

―演じたチョン・ミンチェはどういう男で、どういうところが魅力ですか。

 「心の奥深いところに傷を負っているけれど、人前でそれを見せることなく、自分の心がコントロールできるというところが魅力だと思います。とてもクールでさばさばしていて男らしい。その一方でさりげない思いやりを持っているといういいヤツです(笑)」

―『輝ける彼女』はスター役で理解しやすかったと思うのですが、今回の住民センターで公益勤務の青年役でしたが、役作りの苦労はありましたか。

 「演技は、すべてが難しいと思います。ただひたすら勉強して、研究して、気を使っていく…それしかないです。最初は難しいけど、どんどんやっていくうちに面白味を感じてきて、難しさが徐々になくなってくるのではないかと思っています。いつの間にか、そのキャラクターになっているようです」

―ミンチェとご自身が似ている点は。

 「心の奥底に持っていること、考えていることを人前で表現していない、話せない、と言う点は似ているかもしれません。コンピューターが得意なところは似てますね!」

―好きなシーン、こだわったシーンは。

 「ヨナ(キム・ユンソ)が酔っぱらって僕の携帯に吐いてしまうシーンが印象に残ってますね。ああ…(笑)。気を使った部分としては、家の前でヨナと激しくけんかをするシーンで、けんかして、激しいキスをする、というシーンなんですが、見どころです。期待してください(笑)」

―今だから明かせる撮影の失敗談、実は…といったエピソードがあれば教えてください。

 「住民センターの中で、ヨナとけんかするシーンは、せりふがすごく長くて、告白シーンだったのですが、なかなか覚えきれなくて、途中カットしながら撮影しました(笑)」

―キム・ヨナ(キム・ユンソ)はどういう女性で、どういうところが魅力ですか。

 「天然のところがあって、さりげない愛嬌(あいきょう)があるところですね。人生、世の中についてあまりに知らないことが多くて、守ってあげたいと思わせる女性ですね。あ、ヨナのことですよ、キム・ユンソさんのことではありませんので(笑)」

東京= 野崎友子通信員
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