イ・ドング監督の映画『Fatal』が、来年2月7日から17日まで行われる第63回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門に出品される。海外配給会社ファイン・カットが27日に伝えた。
同部門は新人監督はもちろん著名な監督たちの新作のうち、商業性と芸術性を兼備した候補作品から選定される公式部門。『Fatal』は先月行われた第17回釜山国際映画祭で初公開され、世界中の映画祭関係者から注目を集めた作品。今月30日にはモロッコで行われる第12回マラケシュ国際映画祭のコンペ部門に出品される。
『Fatal』は、高校時代に悪友に強要され集団性的暴行の加害者になった主人公が、10年後に偶然被害者の女性と出会い、自身と過去と向き合い、懺悔し贖罪しようとするストーリー。300万ウォンという低予算映画ながらも、優れた演出と俳優たちの好演で、釜山国際映画祭ニュー・カレンツ部門で最高の話題作となった。